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現代魔女図鑑(著:伊咲ウタ:全5巻)【なんだその読書紹介みたいなじゃねーわ、まんまだわ!】

日本のどこかの当麻市は魔女の街として有名です。
時代設定は90年代くらいですね。
人口の数%が魔女という世界の現代日本。
そんな当麻でそれぞれの魔女たちが織り成すオムニバス形式のマンガ。
最終巻に入るまで、一話完結の日常系と思って読んでいたのですが。
最終巻で俄然、ドラマが入ってきました。
魔女たちの長、大魔女さまのエピソードが入ってきます。
これが最終話にふさわしいロングスケール。
これまでの伏線がすべて回収されて、
おお、すべてはこれのためだったのか!感があります。

この人の絵柄は、コミカルな場面でときどきお餅顔になります。
かがみもちみたいなディフォルメ。
お餅フェイス、良いです。

ちょうと部屋の中に最終5巻があるので、
少しクライマックスのさわりを紹介してみようか。

***

大魔女さま。
小学生ぐらいに見えるけど、本当に小学生だったのは戦時中です。
今ではずっと寝たきりですけど。
彼女は、古い魔女の家系の後継者だったんですが、
虚弱で魔力もないので、おちこぼれだったんですね。
後継者は姉の光子さんが頑張れそうですが。

何のために生きてるんだろうとか思ってた。
しかし、空襲で避難してきた人たちを守るという大魔法を発動。
一転して後継者に決まります。

しかし、それには裏話がありました。

許してね。私はただ50年。この人が迎えに来るのを待っていたの。

****

そんな感じなんですよ。
割とひっかかる物語。
良いことづくめでないのが良い。
1巻から4巻までも無論おすすめ。
この先生の本は他にサヤビトを読んだので、いつかそれも紹介しましょう。
アデュー。

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