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エルヴィス(2022年)【エルヴィスがまだ生きている!? それ映画感想てゆーか映画館の中でコスプレしてるだけの人だから「俺だよおれ」誰だお前】
エルヴィス・プレスリーのことはよく知りません。
なので勉強も兼ねて映画を視聴してみました。
ちょっと前にクイーンの映画を観たんですけど、
それとは、演出がかなり違っていて、
映像に色んな加工がどんどん入って来る作りになっています。
音楽映画は数あれど、
あえてエルヴィスを観ようと思ったのは、
この人は完璧なビジュアル系シンガーなので、
服装だけ観ても面白いからです。
あの袖にたくさんヒモがついているような服は出てきませんでしたけど。
ビジュアル系だから映像加工が多用されているのだろうか?
また、クイーンとか普通の有名アーチストは、
(クイーンの映画も観たんですけど)
海外ツアーを積極的に行っていたのに対して、
プレスリーは米国から出たことがありません。
なぜなのか?という話も作中に出てきます。
プロモーターのパーカー大佐なる(老いたトムハンクスが演じる)人物が、
自分の借金のためにあるホテルとの、専属契約を取ってしまったからですね。
大佐は、とにかく自分の利益にならないので海外ツアーなどさせたくない。
警備の問題があるとかでゴネてすべての機会を潰したんですね。
またシンガーあるあるですけど、エルヴィスも当然というくらい金遣いがあらいので、契約をつっぱねることができなくなっていたみたいです。
といっても悪意だけではなく、面倒見が良いところもあり、
だいたいエルヴィスも言うことを聞かないし、
まあどんだけ好意を持っていても、プロモーターというのはこういう面が否めないのかもしれない。
というキャラクタに演出されていました。
映画なんで、実態がどこまで反映されているのかはわかりません。
冒頭に至っては、アマデウスのサリエリみたいな弁明をトムハンクスにやらせていましたね。そういうスタイル。
それと長い。2時間半ある。
米国のシンボルを描く米国映画なので、
たっぷり時間をとっても、採算が取れるのでしょう。
マリリンモンローが女性版のセックスシンボルなら、
エルヴィスはその男性版です。
女性客からの受けがすごい。
皆さん、下着を舞台に投げ込んでくるんですよ。ひええ。
世の中にはこんなにモテる人がいるんですね。
また黒人音楽の影響を濃厚に受けているので、
初期のころは警察に逮捕されることもありました。
カウンターカルチャーのシンボルだったんですね。
とにかく言われた通りにしてたまるかよ。
お前らがこうしろというなら、逆をやるんだという気風が強い。
時代独特の空気感ですよね。
2年間の兵役についた以後は、お上から目をつけられることはなくなりましたけど。
でもエルヴィス・プレスリーの本質の一部は、
ずっと反骨精神に由来している。
クイーンの映画だけじゃなくて、以前に紹介した、
とある黒人女性シンガー映画とも、
すこし時代的にかぶっているとこがあります。
ざらっとした感想はこんな感じ。
私としては、歴史映画の一本として楽しみました。
プレスリー音楽をざっと聴けて、さらにド派手な舞台衣装も観れる。
もうちょっとなんか書きたい気がしますけど、
まあ常識の勉強のために見たところがあるから、
これでも良かった。
やっぱりあーゆー服は、好きなんだよなー。
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