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エリザベート ハプスブルグ家最後の皇女(著:塚本哲也)【この読書感想文をまとめると、ひとりの少女の物語】
このエリザベート姫様は、
有名なフランツヨーゼフ皇帝の皇后のことではありません。
その息子、ルドルフ皇太子。
この人が愛人と悲劇の死を遂げてしまうのですが、
彼には娘がおりました。
そう、皇帝の孫のエリザベートです。
父を亡くしたお姫様はお爺様皇帝に溺愛される少女時代を送ります。
帝国崩壊の時代に青春を迎え、
またしても、もはやハプスブルグ伝統となりつつある、
身分違いの結婚をして皇位継承権の外に出て、
そして戦後のオーストリア共和国で、
社会党系の人となって、
赤い皇女と呼ばれました。
しかしオーストリアは激動の時代を迎えます。
首相ドルフスによる上からのクーデターによって、
社会民主党は武力攻撃されるという、
オーストリア内戦が発生。
この戦いに敗れた後は、ドルフス独裁体制になっていくのです。
社会党志士は逼塞して、捲土重来を期すしかありません。
さすがに元皇女には手を出せませんでしたが。
しかし目まぐるしくも、ドルフス独裁体制は、
より巨大なナチス独裁体制に敗れます。
オーストリアはドイツ領として併合されます。
その二度目の戦争と、ソ連軍に占領されるウィーン。
激動の時代を生き抜いたお姫様の物語。
簡単にまとめると、そういう実話系の本です。
***
なんだか。何かの原作に使われそうな元ネタ。
波乱万丈とはこのこと。
どうでしょうか?
創作を志す方々。
このネタを使って、挑戦されてみては。
まあ、どうやって脚色したらいいのか、悩みます。
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