福島県いわき市内にて年に1度、物語を書くことに興味がある中学生・高校生を対象に行われる講座 。 その名は「文字に描く夢講座」です。 親しみやすく「モジユメ」と呼んでいます。 いわき市内の中学生・高校生に「物語を書く楽しさを感じる文章講座」をコンセプトに2009年から2023年までほぼ毎年開催しています。※ モジユメは、物語を書くことが好きな人、 興味のある人が安心して集まれる場所です。 モジユメでは何をするの?モジユメでは「トークショー」「トークタイム」「ワークショッ
モジユメの1日は、毎年会場にいる全員が自分を語るところから始まる。 この「自己紹介タイム」は受講生一人ひとりの言葉を皆で共有する大切な時間。今年も例年通り、受講生同士が共通の趣味を持つ参加者を見つけるたび、拍手を送ったり同調の意味の少しオーバーな頷きをしたり歓喜の雄叫びを上げたりと温かな雰囲気に包まれていて安堵。この雰囲気に浸かれることが講師としての幸せのひとつ。今年は特に、数人のリピーター(複数年参加の受講生)の成長に驚かされもした。たった1年ですっかり大人びてしまう不
モジユメな土日のはじまりはじまり。 7月末、モジユメを開催するためいわき入りをする直前に、一部の関係者に送ったLINEにはそんな言葉を綴った。モジユメにどっぷり浸かる2日間(会場設営日と講座当日)のことを、今年は「モジユメな土日」と呼んでみることにした。別段深い理由があったわけではないけれど、年に一度の特別な2日間が始まることを、気軽な表現を使って誰かと共有したかったのだと思う。そうしたわくわくした感情が湧き上がってくると、いよいよモジユメが始まることを実感する。 今
モジユメ当日の朝、ぼくはいつも朝ごはんが食べられない。時間が無くて食べられないわけじゃない。そもそも早朝5時には目が覚めている。前日の会場準備で疲れているはずなのに。ワクワクしているのか。それともドキドキしているのか。そしてそれが緊張なのか興奮なのか、分からない。 スタッフ集合時間のギリギリまで、いわきワシントンホテルの一室で時間を潰す。 モジユメ会場に隣接している、いわきワシントンホテルの一室から出て、エレベーターに乗る。ロビーに出ると、大体はモジユメスタッフの始澤さ
モジユメ当日の私の話をしましょう。 私は大学生の頃、いわき明星大学(現在の医療創生大学)に通っておりいわきに住んでいました。 ただ実家は県内の三春町というところ。 現在はそちらに住んでおります。 いわきから車で1時間半くらい。 学生の頃とかは遠いと感じていた距離も、車を運転するようになるとそこまで苦ではありません。 ……ただ、私は朝が大の苦手でございまして、この1時間半という時間がまあ惜しい! という訳で当日朝、めざましの音で「もう少し寝かせろ」と訴える身体を無理やり
2024年7月28日。 準備をしてきたモジユメ2024の当日。 昨夜はなんだか眠りが浅かった。 いつもだったら二度寝する私。 余裕たっぷりに起きることにした。 大学時代の4年間を過ごした街、いわき。 いわき駅近辺に宿泊をして迎えた今日。 ぼんやりとしながらカーテンをめくり外を覗く。 懐かしくあり、馴染みのある景色。 身支度をゆったり行い、朝ごはんはしっかり食べる。家庭的な惣菜のラインナップで嬉しい。じゃがいもの味噌汁が沁みる。いわきの漬物「長久保のしそ巻」もしみじみ美味し
2024年7月28日(日) 「文字に描く夢講座」を開催いたしました。 ダイジェストに活動の様子を お届けします🌈✍️ 9:30〜 会場入口にて受付開始。 会場に入るとモジユメが歩んできた 15年を振り返るパネル展示が登場! モジユメ講師:実川れお イラスト担当:こぼりまさこ さん 「文章がイラストに描かれるまで」を テーマにした展示コーナー。 モジユメ会場内は受講ブースと 展示コーナーが分けられ 空間作りの工夫がなされました。 展示コーナーは開講までの時間や 休憩
私は最近おにぎりを作ることにハマっている。 おにぎりの具は決まって近所のスーパーで安く買える梅干し。 お米は、起床する7時に合わせて炊き上がる。しゃもじで、底の方から持ち上げて、シャッシャっと切って混ぜる。 ラップを引いたご飯茶碗に、あつあつのご飯を入れて、真ん中に梅干しをひと粒置く。 この瞬間を「紅一点だな」と毎回思う。 ひとしきり見て、満足すると梅干しをグッと押し込む。そして、「熱い、熱い」と言いながら、握る。 丸く握りあがった米に塩をひとつ
私は、本を読むことが好き。 私は、文章を書くことが好き。 本を読むことが楽しくて、作文を書くことが苦手ではなかった幼少期の私。そんな私が今に至るまでずっと思っている「好き」という気持ち。 そう自分に言い聞かせているだけなのでは? そんなことを思うときがある。 「最近、本読んでないし」 「良いアイディアが出てこない」 「本当に好きでやってる?」 というようなことを思ったとき、だいたい疲れている。 私の人生で、一番本を読んでいたのは中高生のときだ。学校
こんにちは、皆さま。 スタッフのかげやまです。 今回の記事ではスタッフそれぞれのモジ活を書いていきます。 モジ活って何だ〜〜!?ということで自分のこと振り返ってみた、という話です。 モジユメスタッフたちの例に漏れず、私も小さい頃から本が好きだ。 かと言ってとてつもないエピソードがある訳ではないけれど、強いていうなら町の図書館で開かれてた「おはなし会」に通い詰めてたくらい。 おはなし会で皆勤賞だと豆本が貰えて、それが欲しくて欲しくて通い詰めたなあ ……って懐かしくなっ
「もしもし、そっちはどんな感じなん。うん、こっちも相変わらず。補習だるいし、部活も面倒だけど、まー、なんとかやってる。土曜日? うん、大丈夫、オーケー、じゃあゲーセンとかカラオケとか。うん、またねー、じゃ」 匡一からの電話は、毎日昼の十二時三十分に必ずかかってくる。そして全く同じ内容を話して、十二時三十五分に切れる。十年前の七月二十八日の月曜日からずっと。全く同じ電話が、二十六歳になった私のもとに今でも、繰り返し繰り返しかかってくるのだ。 閉鎖されている県立高校の、一年
モジユメスタッフ2人(三浦とせつこ。)が「三題噺」でショートショートに挑戦!3つのお題を使い物語を作ります。今回は「昼の教室」「スマホ」「握る」の3つ。どんな物語が生まれたのでしょう? ※お題のセレクトは[三題噺ガチャ]を利用しましたhttps://odaibako.net/gacha/293?id=c1f413668ab843cd8d62d28f77e835f0
今も何かしらのモノを書いている。正直、何か特別な道具も使ってないし、書きたい衝動が起こったら、逆算して、どうしたら完成させられるだろうと、逆算してから書いているだけである。 では、文章を書き始めたのはいつからだろう? きっかけは高校時代だった。なかなか友達ができずにクラスで浮いてしまい、当時、逃避のように出版界でささやかなブームになるちょっと前のライトノベルを読むようになったことだった。その頃はまだライトノベルはかなりマイナーな方の趣味だった。前提としてアニメやゲームが市
絵も文字も、書くことはもともと好きだったように思う。 思い出せる範囲で今まで使ってきた印象に残っている筆記用具やその他関係するものについて書いていきたい。 ☆プリンの香りの消しゴム 良く行くスーパーに小さな雑貨屋さんがあり、そこでたまに文房具を買ってもらうことがあった。 プリンとも言えない甘い香りのそれを、私は匂いがなくなるまで大事に筆箱に入れていた。 ☆コクヨのキャンパスノート どの教科で何色を使うか、というところで結構友人とも見解が分かれた気がする。 そもそも、5冊買
電子書籍ってあるじゃないですか。有名どころだとAmazonさんのkindleとか。マイナーどころだと紀伊國書店さんのkinoppyとか。 今でこそ当たり前のように読まれている電子書籍ですが、日本で電子書籍が一般的に認知されるようになったのは、大体十年ぐらい前だったと思います。(Kindleストア日本版が2012年に開始されたので) 当時は、本好きの知人、友人たちは一様に、「紙の本で読むからこそ良いのだ」と言って敬遠していました。私も「そういうもんなんだろう」としばらくは
スタッフによる読みもの企画【#モジ活~文字と生活~】がスタート。小さいころから本が好き。文章を書くことが好き。友達との交換日記。授業中の落書き。流行った文房具。何回も読み返した漫画。そんな時を経て、大人になった私たちが今どのように文字を楽しんでいるかご紹介します!