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信じることが怖くなって

テセウスの船、と言うドラマの1.2話と最終話を視聴した。元々テセウスの船、と言う概念の名前だけは知っていて、ドラマがあることも知っていた。(4年前のドラマ)

しかし当時、高校三年生だった私、CMの時点で、ただならぬ雰囲気を醸し出していた、このドラマが怖くて。どことなく、見るのを避けていた。

ただ先日、ふと立ち寄った本屋さんの紹介コーナーにて掲示されていた小さめのポスターに、テセウスの船、と言う言葉を見つけて。

それにピピッとセンサーが反応して、見るならいまだ、と半ば衝動的に、時間があった今日、アマプラで検索をかけた。するとヒットした。仮面ライダードライブでドライブ役だった、竹内涼真さんが主演の、テセウスの船。

見始めたら、思った以上に濃い内容だなと感じた。

人を信じるとは何か、

自分の過去と逃げずに向き合って今を生きる、そして未来の人生につなげること

それらがこのドラマの大きな柱立てになっているように、私には思えた。

1話の終盤でまず号泣して、2話もところどころでボロ泣き。最終話は、後半ほとんど泣いてた。

今の私に考えさせられることが、多すぎた。たくさんのものを吸収してしまったのだと思う。

泣き過ぎて、見終えたあとに、どっと疲れが出たほど。(私の場合、よくあるのでそんなに気にしてないが笑)

Uruさんの主題歌である、あなたがいることで、がかかる、タイミングも、毎回秀逸で。運営側は、視聴者を泣かせにきてるだろう、と思ったくらい。

全体の概要を掴みたくて、この3話分を見たけれども。じっくり見始めたらきっと、まだ泣くと思う。今日はもうこれでギブだなあと思って、そっとアマプラを閉じた。


人を信じるって、とても難しい、と私は思う。なぜなら、その関係性を構築するのは一朝一夕にはいかないくせに、崩れるのは一瞬だから。だって人は簡単に人のこと裏切るし、だから人を信じるのが怖くなる。自分の行動ひとつで、信頼を勝ち得ることもあれば、相手を失望させることだってあるからさ。

人を信じることが怖くなることって、きっと生きていれば誰にでもあることだと思うし、かく言う私にもあった。いくつか理由はあるけれど、やっぱり根底にあるのは、小学三年生の頃に一年間、同級生から受けた、いじめだろうか。あの時確かに、私は人を信じることが怖くなった。それは明確に覚えている。

私は自分の過去と向き合ったからこそ、こうして今、言葉にすることができているのだと思う。だからと言って、初めからできていたわけではない。思い出すだけで泣いていた時期も多々あった。ただ時間は要したが、それを乗り越えて今がある。


どんなあなたであったとしても、あなたの周りの誰かしらは、若しくはこの世界には、そのままのあなたのことを信じて待ってくれている人が必ずいることを、忘れないで欲しいと思う。あなたは独りじゃない。

読んでくださってありがとうございます。

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