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他者貢献 とは


前回の記事『課題の分離とは』に続いて、今回は【他者貢献】について書いてみます。




信用」と「信頼」という言葉がある。
2つは似ているようで異なる。

信用」は何かしらの担保に対してのもの。

信頼」は一切の条件を付けないもの。


他者貢献とは 信頼である

『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健著


つまり、無条件に他者を信じること。
自分の希望通りに動かない相手を丸ごと信じる。


「無条件に信頼して、裏切られたらどうしよう。」

 このような感情が生まれがちだが、
これは「懐疑」であり、信頼とは真逆である。


裏切るか 裏切らないかは 相手の課題であり、
私は どうするのか」だけを考える。


ただし、貢献は 自己犠牲 ではない。

自己犠牲は、相手の課題に踏み込みすぎている、「課題の分離」ができていない状態 だから。

自分が 誰に何をできるか だけを考える。


自分が誰かの役に立っていると感じ、
自分の価値を実感する。



他者からの承認は必要ない。
他者からの評価も関係ない。


自分が感じるだけ で良い。

アドラーの言う幸福とは、貢献感である。

『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健著


貢献感」を持つことで 人は幸福になる。




【課題の分離】と【他者貢献】いかがでしたか?


アドラーは、ここに【自己受容】(丸ごとの自分を愛する)を加えた3つが常に循環し合っているとしています。


良かったら「自己受容」について触れたこちらの記事もお目通しください↓


理解はできても、実行することは難しい。
書いていてもやはりそう感じました。

特に「他者貢献」は生きていくうえで なかなかそのようにはできないこととして 課題のまま時が過ぎていきそうです。


人はついつい他者に依存してしまう。

見返りを求めてしまう。
承認されたいと願ってしまう。
相手の感情をコントロールしたくなってしまう。

このような感情から解放されたとき、本当の意味での幸福がやってくるのかもしれません。

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