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大河ドラマ「光る君へ」第30回~和泉式部について和歌から考察する
こんばんは、もちまるです。
今回も「光る君へ」の感想です。
早速ですが皆さんは、和泉式部をご存知ですか?
情熱的な歌人。
これが私の第一印象でした。
大学時代、平安文学を専攻していたにも関わらず、和泉式部はあまり深く勉強していませんでした。
その和泉式部が今回「光る君へ」に登場しました!
絶好の勉強タイミングです。
今回は大河ドラマに出てきた和泉式部の和歌を考察していきたいと思います。
声聞けば あつさぞまさる 蝉の羽の 薄き衣(ころも)は みに着たれども
(現代語訳)
蝉の声を聞くと暑苦しくてたまらない 蝉はあんな薄い衣を着ているというのに
まさに今の私たちも同情する和歌ですね。
(毎日、あまりにも暑すぎる…)
和泉式部はドラマ中で、透け感のある衣装を身にまとっていました。
どこか蝉の羽を彷彿とさせるものがありました。
それにしても他の女性たちが、着物を重ねている中で1人だけ薄着。
中々の度胸です。
実際、和泉式部はどのような人だったのでしょう?
少し長いですが、和泉式部について分かりやすい記事があるので引用させてくださいね。
和泉守の橘道貞の妻となり、父の官名と夫の任国とを合わせて「和泉式部」と呼ばれた。(中略)
まだ道貞の妻だった頃、冷泉天皇の第三皇子である為尊親王との熱愛が世に喧伝される。為尊親王の死後の翌年、その同母弟である「帥宮(そちのみや)」と呼ばれた敦道親王の求愛を受ける。この求愛は熱烈を極め、親王は式部を邸に迎えようとし、結果として正妃が家出するに至った。
これだけでも中々にインパクトが強いですね。
キーとなる人物は、私の方で太線にしてあります。
夫がいながらも、2人の親王から愛される、余程魅力的な女性だったのでしょう。
ここで和泉式部の印象的な和歌を1首ご紹介したいと思います。
黒髪の 乱れも知らず うち臥せば まづかきやりし 人ぞ恋しき
(現代語訳)
黒髪の乱れるのも構わず横たわっていると、この髪を手でかき上げた人が恋しく思われる
和泉式部の恋模様が伺われる和歌です。
あまりよくは覚えていないのですが、大学時代に和泉式部のこのような和歌を見て、和泉式部は情熱的な人だなぁと感じたのを思い出しました。
ドラマの和泉式部像にぴったりとはまる和歌だなと思います。
情熱的な恋を経験してきた和泉式部だからこそ詠める和歌というのもあるのかもしれません。
今回引用した記事はこちらになります。
和泉式部の和歌について知りたい方はぜひ見てみてくださいね。
ざっくりではありますが、和泉式部について和歌を見ながら考察してきました。
少しではありましたが、和泉式部の人物について少し理解が深まった気がします。
今後も和泉式部が出て来る場面はしっかりチェックしてみようと思います。
…ここからは余談です。
まひろと道長が再会した場面で「つづく」になってしまい、ここでかい~となってしまいました😂
しかもまた!道長との再会回が2週間後の放送ではないですか!
(前回の再会回もそうだった気がする)
いつもじらされてしまいますね。
和歌の事を考えて大学時代の事を思い出していたら、夢でサークルの夏合宿に行った夢をみました。
(合宿は体力的にきつくて毎年断っていた事も思い出しました…笑)
夏といえば学生の皆さんは、楽しい夏休みですね。
大人になると暑すぎて夏が苦行になってきますが…
ここのところ夏バテでフラフラです。
今回も和歌の考察が出来ないのではないかというくらい不調でしたが、
日本文学や和歌に触れているほうがむしろ元気が出るようです🤣
長くなりましたので、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。