見出し画像

不眠との付き合い方


子供の頃から、定期的に眠れない夜がある。

もうずっとそんな感じで大人になったので、眠れない夜は慣れっこになってたはずが、出産後にますます酷くなった。

きっかけになったのは子供の夜泣き(寝言泣き)。

子供が夜中に寝ぼけて泣き、私が起きて背中をさする。子供はそのまま眠りにつくが、逆に私が眠れなくなってしまう、というパターン。

5時ならまだあきらめがつくが、2時とか3時にそうなってしまうと精神的につらい。

以前は、
『目を瞑って横になっているだけで眠れなくても睡眠と同じくらいの効果はある』
という説に心を軽くしてもらっていたのだけど、最近は
『眠れないことへの不安が交感神経を刺激してさらに眠れなくなる、更に寝室に入るだけで緊張するようになったりする可能性があるので、眠れなければ起きてしまったほうがいい』
という説が出てきて衝撃を受けた。

それを知ってしまってからさらに不安定になってしまった私の睡眠。
この体と一生付き合っていくのかと考えると気が遠くなる。

そんな風に思っていたのだが、先日、心療内科で
「眠れなかった日は日中に我慢できない眠気に襲われたりしますか?」
と聞かれ、それはないです、ときっぱり言ってから、あれ?と思った。

日中眠気に襲われないのであれば、睡眠は足りているということなのでは?

私はずっと自分のことをロングスリーパーだと思いこんで生きてきた。学生の頃は10時間寝るなんてことがざらだった。しかしそれはただの思い込みだったのでは?と思い始めたのだ。

そういえば娘がまだ新生児だったころは毎日2,3時間しか眠れなかったけれど、今考えるとなんだかんだ平気だった。けれどその〝眠れていない”という事実に必要以上に苦しんでいた気がする。ずいぶん後に、出産直後の母体はアドレナリンが大量に分泌されるので睡眠時間が少なくても大丈夫なようになっているのだということを知った。もしその事実を知っていたらあの辛かった(辛いと思い込んでいた?)新生児期ももう少しましだったかもしれない、と感じた。

この病的なほどの睡眠への執着が私を苦しめているのではないか。

そんなことに気づいた。

女性はホルモンバランスによって眠れなくなることが多いという。
私の場合も生理前にそうなることが多い。

以前は「7時間は寝ないと!」と思っていたのだが、睡眠は量ではなく、質で調整可能なのかもしれないと最近思うようになってから、だんだんと気持ちが楽になっていった。

我が娘も睡眠が不安定であり、季節の変わり目は早朝覚醒が続いたりする。これは完全に私の遺伝だろうなと思うが、今後も続いていく子育ての中で、睡眠は量より質、に気づけたのは良かったなと思う。

質を高めるためにはこういう錠剤に頼るのもあり。
睡眠薬に抵抗がある私は産後からずっとお世話になっている。

一人で泥のように何時間も眠りたい!!

産後ずっとそう思ってるけど、いざそういう時が訪れた時に寂しい気持ちになるんだろうな。

子育てって切ない。
頑張ろうなみんな。


いいなと思ったら応援しよう!

もちこ
この記事をもし気に入っていただけたらサポートをお願いします! サポートは今後の記事作成のための書籍購入に使わせていただきます。