「自分はこんなことのために生きてるわけじゃない」という気持ち
タイトルにあるような気持ち、抱かれることはありますか?
「あれ、俺こんなことのために生きてたんだっけ」
「あれ、私こんなことするためにこの会社入ったんだっけ」
もしくは歳を召された方であれば
「自分の人生はいったい何だったんだろうか」
といった思い。
今現在がとても充実していて、幸せだという方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。
今まさに不幸だ!という人はもちろん、
「不幸ってわけではないけど幸せでもない」という方や、
「なんだかわからないけどとにかく不安」
「なんとなく現状には満足していない」という方は、
ぜひ考えていただきたい。
自分が何のために生きているのかを。
目的意識を持って生きろなどと言うつもりはありません。
目的なんてなくてもいい。
ただ、自分はこうありたいからそれに向けて生きていくんだという拠り所が無いと、生きていくのはあまりにも辛く苦しいものではありませんか?ということです。
それはきっと方位磁石のない航海に近いものになるでしょう。
海図や宝の地図は無くとも、磁気くらいキャッチしたいものですよね。
これに関して僕のは至ってシンプルです。
僕は自給自足の晴耕雨読がしたい。
できるだけ少数の人としか関わりたくないし、
本や農作物、自然に囲まれてひっそり生きていきたい。
けれど、僕だけがイチ抜けして幸せになってしまうのは僕にとって幸せじゃない。
背徳感や罪悪感に後ろ髪引かれながらの晴耕雨読は僕には耐え難い。
だからみんなで一斉に幸せになれる可能性を探り続けたい。
だからこのままの社会じゃダメだと思う。
だからこそ変えたい。
ここでは言い切れない数多くのことを。
だから僕は教育の仕事をしている。
何のために生きるかがはっきりしているから、僕はとても楽です。
けれど照準が定まっているぶん、ピントは合っていないかもしれないし、視野は狭いかもしれない。
選択肢も少なくなっているかもしれない。
だから生きる目的や生きがいなんてものがある方がいいとは思わない。
と言うよりも僕は、誰もが「生きる目的」や「生きがい」なんて求めなくても平気な世界を作りたい。
それが僕の「生きる目的」だ。
小野トロ
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