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育児について小児科看護師が思ったこと、してみたこと

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色んな育児のテーマについて、自分が知っていること、得たものを文献も参考にしながら書きます。誰かの育児の何かのヒントになるといいな😌
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記事一覧

子育ては自分の「こうあるべき」を打ち崩しながら自分自身の許容量を広げていくお仕事

子育ては自分の「こうあるべき」を打ち崩しながら自分自身の許容量を広げていくお仕事

こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂

前回、「家庭教育アドバイザーTERUさんの記事の通り、子どもに宿題をするタイミングを任せたら子どもが自発的に宿題をするようになった」という記事を書きました。

昨日も、約束通りお風呂上がってすぐにモリモリやる気を出して宿題を始めてくれましたよ!

半裸で!!!半裸っていうか、パンイチね。たった布一枚履いただけで半分カバーできたつもりなんて図々しすぎやしない

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小1息子に宿題をするタイミングを完全に任せてみた結果こうなった

小1息子に宿題をするタイミングを完全に任せてみた結果こうなった

こんにちは、相変わらず筆が遅い小児科看護師ゆっこです😂

前回、子どもに宿題をするタイミングを任せてみることにします!っていう記事を書きました。

あれから約1ヶ月、息子はどうしているかというと…

ほとんど声かけしなくても、自分で宣言したタイミングで宿題を始められています!素晴らしい〜〜✨TERUさん(家庭教育アドバイザー)、マジ神✨🙏(前回の記事にこの方の記事のリンク貼ってます)

学校が

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小学校に上がったばかりの息子の宿題いつしよう問題、本人に任せることにした!

こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂

前回、人間の行動が変わるときはこんなことがあるとき…という記事を書きました。

で、このタイミングで息子が小学校に上がったわけですが、幼稚園時代から心配に思っていたこと。それは

「宿題をちゃんとできるのか」「早くしろ早くしろ言い続けて、イヤイヤなんとか毎日やらせることになるのではなかろうか…」ということでした。

幼稚園ではきっちり先生の言うことを聞いて

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人間が今までの行動を変えるのは、自分の中から湧いてきた何かに心動かされた時だけである

こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂

今日は、人間が今までの行動を変えるときのことについて書きたいと思います。

看護師をしていると、患者さんに立場上「指導」として生活習慣のことについてお話して、今までの行動をかえてもらわなければならないこともあります。でも、それが受け入れてもらえなくて困る…ってこともまああるある。

それは「人間が今までの行動を変えるのは、その人の中から湧いてきた何かに心動

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赤ちゃんを出産する時、上の子向けに簡単な絵本で伝えたら息子はこんな感じだった

赤ちゃんを出産する時、上の子向けに簡単な絵本で伝えたら息子はこんな感じだった

こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂

前回は「私は2人目を出産するときに、当時2歳2ヶ月だった息子に「出産の入院時、離れ離れになること」と「赤ちゃんが生まれて家族が増えること」を、こんな絵本を作って伝えました」という記事を書きました。

今回は、その本を事前に何度か息子に読んで聞かせて息子がどんな反応だったか、入院したときや赤ちゃんと初めて会った時の反応について書きます。

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前回のお

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赤ちゃん(きょうだい)を出産する時の、上の子の心の準備について【簡単な絵本作った】

赤ちゃん(きょうだい)を出産する時の、上の子の心の準備について【簡単な絵本作った】

こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂
今回は「私は2人目を出産する時に、上の子にこんなふうに説明しました」について書きます。

まぁ結論からいうと、言葉で説明しきれないので絵本を作ったわけですが。

絵本を作るにあたって小児看護では必須の「プレパレーション」の技術を活かしましたので、これから2人目以降のお子さんを産む人だけでなく小児の医療に関わる方にも読んでもらえたらうれしいです。

プレパレー

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幼稚園お休みの日の育児。子ども二人に対しての対応を1人分ずつ可視化してみた

幼稚園お休みの日の育児。子ども二人に対しての対応を1人分ずつ可視化してみた

幼稚園が休園中で、子どもの世話ばっかりしてる。家事は生きるのに最低限レベル。掃除機?かける元気ないです。ゆっこです😅

うちの子たちは年長と年少さん。着替えも一応一人でできる。食事だって用意すれば一人で基本的には最後まで食べられるし、それほどこぼさない。トイレもほぼ自立。なのに何がこんなに手がかかるのか?何に疲れるのか?私は一体何をしているのか?

それを知るために、子どもにどんな対応をどれくら

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人間の多様性の必要性がNHKの「サイエンスZERO」西之島の話でストンと腑に落ちた話

今回は、人間の多様性についてのお話です。「小児」「看護」とは間接的な関係ですので、私の専門とする部分を直接的にアウトプットする話ではないです。

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仕事柄、いろんな人とその人生に深く接することがあります。本当にいろんな人がいるなぁって思います。

私はHSP(敏感すぎる人)で生きづらさを感じることもよくあります。私の他にも障害や気質、疾患などで生きづらさを感じる人もたくさんいるでしょう。

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こんな時に病院行きたくない…けど、こんな時だからこそ予防接種は予定通り受けましょう🙂5/12現在

こんな時に病院行きたくない…けど、こんな時だからこそ予防接種は予定通り受けましょう🙂5/12現在

今、新型コロナウイルスは怖い。だけど、現段階では、それでも予定通り予防接種を打った方がよいと考えられています。予防接種が必要な怖い病気が他にもたくさんあるからです。

子どもの予防接種は、不要不急の外出ではありません🙂

↓ほむほむ先生のツイートのリンク先も参考になります。

日本小児科学会も次のように述べています。

新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年4月12日現在)より。

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≪マンガ≫泣き声で起きない謎

≪マンガ≫泣き声で起きない謎



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子どもの泣き声への男女の脳の反応には、違いがあると言われています。

子どもが泣いても、夫が反応しないのは、性格の問題ではなく「脳が反応しない」から。
イタリアの研究ではー
子どもの泣き声とノイズ音を聞いた時、
女性の脳はノイズ音よりも泣き声に強く反応するが、
男性の脳の反応はノイズ音と泣き声がほぼ同じ。
脳が反応していないだけで、
夫に悪気はないのです。
※子どもの泣き声に夫が反応

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ストレートに伝えよう♡

ストレートに伝えよう♡



よくやっちゃうやつw

珍回答聞けるのは楽しいけど、ただお礼を言わせたいなら「もらったらありがとうって言おうね〜」でいいと思うし、なんなら無理に言わせなくってもね…。いやー失敗失敗⭐️(*´-`)ゞ

自然に言えるようになるには、親が先立って言って、言ってるところを子どもにいっぱい見せることだ…😅心がけまーす😁

ではまた次回🙂

【子どもの事故予防】子どもにとって危険な「子ども向けの製品」も実は結構ある

【子どもの事故予防】子どもにとって危険な「子ども向けの製品」も実は結構ある

皆さまは「8割当たる宝くじ」があったらどうしますか?私なら買います。だって自分は8割に入れそうな気がするから!

じゃあ、「あなたの子どもが8割の確率で受診が必要な事故に遭います」と言われたら?「うちの子に限って、そんなわけない…」って思いがちです。これ、正常性バイアス。

正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。(Wikipediaより

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子育てはずっと大変

子育てはずっと大変



よく、「子どもがもうちょっと大きくなったら楽になるよー」とか「今が一番大変なときねー」なんて声をかけられてたんですが…🤔

確かに、2歳0歳の比べたらさすがに楽になった感はあるのですが、子どもの成長とともにこちらは老いてきているし、都度新しい悩みや心配事も出てくるので、なかなか「楽になったなー」とは感じません😅まだまだしんどい。高齢出産だから余計かも笑

それとも、よく言われる「もうちょっ

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【続報】ヘアゴムで3歳娘の足に褥瘡(じょくそう)ができた話3

【続報】ヘアゴムで3歳娘の足に褥瘡(じょくそう)ができた話3

小さいお子さんを育てている親御さんへ‼️今回は、「ヘアゴムはちょっと扱いに注意が必要ですよ!うちの子、こうなっちゃったよ〜」っていうお話の続きです。

以前、元気な娘の足に軽い褥瘡(じょくそう)ができた話を書きました。記事の最後にリンクを貼っておきますので詳しく知りたい方はご覧いただければと思います。今回はその話の続報です。ちょっと痛そうな写真もあります。

褥瘡とは…いわゆる「床ずれ」のことです

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