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不動産エージェントが不安になる瞬間・不安を気配りに変える

こんにちは。不動産屋の松野まきです。

宅建士2人の夫婦で経営している不動産会社です。
フレキシブルで細やかなサービスと、期待を超える価値をお届けする事を心がけ、信頼できる不動産のパートナーを目指しています。

いつでもお気軽にご相談ください!

不動産エージェントが日々どんな業務を行っているのか、どんなトラブルに直面するのかをお伝えすることで、私たちの仕事を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

エージェントとしての視点や考え方、日常の些細な出来事を通して、不動産の世界をよりリアルにお届けしたいと思います。

今回は、その中でも不動産エージェントが不安を感じる瞬間について掘り下げてみます。

お客様の期待に応えるために、どのような場面で不安になるのか、そしてその不安にどう向き合っているのかをご紹介しようと思います。


審査通過報告のご連絡に中々返信がないとき

賃貸物件の入居審査が無事に通過した際、お客様のご都合に合わせて、メールやLINEでご報告することがあります。
しかし、なかなか返信がないときは、不動産エージェントにとって最も不安な瞬間の一つではないかと思います。

このタイミングで、仮で設定していた賃料の発生日を最終確定して、管理会社は契約書の作成に移ります。

つまり一般的には最後の取りやめポイントでもあるため、心のどこかで「実は他の物件も検討していて、やっぱり辞退します」といった連絡が来るのではないかと、ドキドキしながら待つこともしばしばです。

無事に連絡が返ってくると、心の底から安堵してしまいます。

ご案内日程が後ろ倒しになったとき

お客様のご都合によるリスケや、内覧開始日が予定より遅れる等で、内覧のお約束が後ろ倒しになることは稀にあります。

しかし、そんなときは、元々のお約束日が近づくとふとした瞬間にドキッとしてしまうことがあります。

「今日はキャンセルになって別の日に変更になったこと、お客様はちゃんと理解してくださっているかな?」と、つい心配性になってしまうんです。

これまでの経験では、元のお約束日に間違えてお客様がいらっしゃったことは一度もないのですが、それでも何故か不安を感じてしまう瞬間です。

内覧終了後に管理会社から電話がかかってくるとき

内覧が終わった後、管理会社から電話がかかってくるのはよくあることです。多くの場合、お客様の反応を確認するためのヒアリングですが、時々、予想もしない質問をされることがあります。たとえば、「○○さんが内覧されたとき、エアコンはついていましたか?」や「窓は開いていましたか?」といった質問です。

これは、誰かが内覧後に部屋を元の状態に戻さずに退出することが稀にあり、その確認のための連絡です。

管理会社は、どの段階でミスが起こったのかを把握するために、案内を担当した仲介業者に一件ずつ確認を取ります。

こうした連絡が来る瞬間は、たとえ自分には全く心当たりがなくても一瞬不安になってしまいます。
そのため、弊社では案内時に必ず部屋を元の状態に戻すことを徹底するだけでなく、入室時に窓が開いているなどの異変があれば、すぐに管理会社に報告するように心がけています。

結び

このように普段からミスやアクシデントを防ぐために細心の注意を払っていますが、それでもふとした瞬間に不安が襲ってくることがあります。

でも不動産営業マンにとって、心配性であることは決して悪いことではないと考えています。

心労を伴う場面も多いですが、その心配があるからこそ、お客様への配慮が行き届き、信頼関係を築くことができると思っています。

不安を気配りに変え、一つひとつ丁寧に対応していくことで、お客様にとって安心を届けられるようにこれからも心配性で居ようと思います。

読んでいただきありがとうございます!

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▼この記事を書いた松野まきはこんな人。
・自己紹介/起業した経緯:不動産のバックオフィスから独立開業した話

▼不動産会社(株)バシランド
東京都内の不動産仲介(売買・賃貸)を中心に手掛ける不動産会社です。
不動産エージェントの夫と夫婦で営んでいます。
https://vacilando-estate.com/
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