サブカル大蔵経649ロマン優光『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン新書)
マウンティングする。p.69
コミュニケーション至上主義の現代の中での〈マウンティング〉という醜悪さを言語化したこの本が出てから、芸人や一般社会でも〈マウンティング〉いうことばが使われるようになったと思います。それは、〈サブカル〉の醜悪さの本質さをえぐる言葉でありながら、そのサブカル性が政治や学校などの他分野にまで拡大していく現代論評にもなりえたからだと思います。
ロマン優光の批評的な文献学・書誌学の手法で俎上に上がったサブカルの先輩たち。サブカルチャーで育った者だからこ