皆さんの指はどうですか?
皆さんこんにちは。
いきなりですけど、テストステロンって知ってますか?
テストステロンは男性ホルモンの一種で、いわゆる男らしさを生み出します。
テストステロンの分泌量が多いと、身体的特徴としては、筋肉が大きくなったり、顔が大きくなったり、毛深くなったりします。
精神的には、強気で刺激を求めやすく、明るくてたくましいワイルドな性格になりやすいです。
わかりやすく言えば、テストステロン=ゴリラかドウェインジョンソンをイメージしてもらえれば間違いないかと思います。
"男らしい"が意味するのは、良い面もありますが、悪い面もあります。
テストステロンは間違いなく
暴力
を起こすホルモンでもあるのです。
歴史が証明するように、破壊的な暴力を引き起こすのはいつも男なのです。
これは後ほど説明しますが、男という性は進化論的に、暴力を行うインセンティブがあります。
ここで表題に戻ります。
このドウェインホルモンが出生前(つまり胎盤内で)曝露量が多いと人差し指に対して薬指が相対的に長くなる傾向があります。
だからといって、薬指が長い人が暴力的と決めつけてはいけません。
あくまでも人類という括りのなかで男らしさを決めるテストステロン濃度が高いというだけです。
というのも、人類は基本的に他の動物よりも明らかに平和です。
・類人猿との比較
他の動物、特に私たちと近いチンパンジーの指を見てみるとおもしろいことがわかります。
私たちの比率よりも明らかに薬指の方が長いことがわかります。
そして、知らない人も多いかもしれませんが、チンパンジーは超暴力的です。
実はチンパンジーの社会では頻繁に殺しやいじめ、強姦などの暴力が起きています。
これはテストステロンの負の一面と一致します。
オスでもメスでも僕たちより明らかに攻撃的です。
それに対して、ボノボはメス社会で比較的平和なコミュニティを保持します。
指の長さの比率も、チンパンジーよりもボノボに近いというのも面白いですよね。
ちなみに大人のチンパンジーの握力は300キロほどになります。
これはテストステロンと相関関係がありそうです。
僕たちはチンパンジーほどテストステロン濃度が高いわけではないので、薬指の長さの個体差も微々たるものというわけです。
他の動物よりも僕たちのテストステロン濃度が低い理由は諸説ありますが、僕は自己家畜化によって生じたペドモルフォーシスという説が好きです。
自己家畜化という話はまた今度記事にしたいと思っています。
・男と女の心理的差
哺乳類のオスとメスの根本的な差は精子と卵子の数にあります。
精子はものすごい数を作り出すことができますが卵子は数が少ないです。
メスは産む側なので受けで、オスは作るだけなので攻めとも言えるのかもしれません。
つまり、メスは生涯で産める子孫の数の幅が狭く、逆にオスは幅がめちゃくちゃ広いのです。
ここに心理的な自然淘汰が生じます。
自分で産む側のメスは、受けなので、戦うよりも協調した方が子孫を残せる可能性が高いので、攻撃性の高い個体は淘汰されやすいです。
逆に作る側のオスは、子孫の数が0〜実質無限という幅の広さですので、戦うことに対するインセンティブが働くのです。
このインセンティブに対する反応がテストステロン=男らしさにつながるのです。
オスの暴力性は進化的適応とも言えるわけですね。
ここで他の動物よりも平和な僕たちのペドモルフォーシス説に繋がるわけです。
他の動物のオスはもっと攻撃性が高いですからね。
女性の権利が向上しつづけている現在が、どんどん平和になってきたということは、女性が平和を好む性格であるというとこも関係があるのかもしれません。
ちなみに理論上男の子孫の数が無限に近いという話で有名なのは、モンゴル帝国でユーラシア大陸を席巻したチンギスハンです。
彼の直系の子孫は1600万人に及ぶらしいです。
やべえすよチンさん...
・結論
テストステロンは活力源であり、筋肉を大きくし、太りにくくする等生活に欠かせないホルモンですが、闘争とも紐付いてるのです。
この二面性はより具体的に例えることができます。
ドウェインジョンソンはペ・ヨンジュンより喧嘩は強いだろうけど、好みはまた別ですもんね。
ちなみに僕の予想だと薬指の長い女性はEXILE系が好きで、短い人はジャニーズ系が好きな傾向がありそう。笑
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