#4:ポケモンを参考に抽象的評価<具体的経験で考えればなりたい自分になれる
ご高覧有難う御座います!今回はビジネス系エントリーです。今回は日々の仕事について思考する過程で考えた内容です。本記事を読めば、自分や部下が成長するために具体的に何が足りてないか?が分かる…「かも」知れません笑。
仕事の成長をポケモンを参考に考える
周囲を巻き込む推進力が凄まじい!!!
多忙なのに抑える所はしっかり抑えている!!!
テキパキこなせるが突破力は無い…
指示や管理はするが現場感が無い…
皆様の仕事経験で上記の様な人に出会った事、ありますか?
恐らく少なくとも一人はあるのではないでしょうか。が、「あの人推進力あるよね」と評価するのは簡単でも、実際「具体的に何が人より長けてる」の要素を解くのは簡単ではありません。
何故簡単ではないのか?
評価とは様々な「要素」が絡みあい、その「要素」には画一的な定義が無く分かり辛いからです。ロジカルシンキングやプレゼン能力などの共通言語的なビジネススキルは、少しテクニカル面に寄りすぎて「推進力を得るためにプレゼン能力を磨く」というのは一足飛び感があります。少し違った視点が必要そうです。
そこで今回着想を得たのが…天下の「ポケットモンスター」です。
ポケモンの能力って超分かり易い。「攻撃は強いが素早さが足りない」と一目でわかる。またこれらパロメーターを上げるには「経験値」が必要なのも言い得て妙です。
成長に必要な要素=「経験」値
要素のチャート化=「足りない能力」が分かる
このヒントから必要な仕事の経験を分解してみました。
仕事経験を5パターンにしてみた
A. アレンジする仕事
B. 決める仕事
C. 人にお願いする仕事
D. 自分で実行する仕事
E. 管理する仕事
独断と偏見ですが、組織での仕事経験ってこの5つに分類できます。それぞれの具体例や特徴について、テキストだと文字文字すぎるので画像で整理しました。ご確認下さい。
では、この5パターンをチャート化して「評価」を紐解いていきます。
人の評価はこの5パターンで表現できる
例えば自分の日々の業務を100としてA~Eの割合を考えてみて下さい。超ざっくりでOK。これにより自分の足りない経験を可視化でき、更に冒頭の「評価」の正体を考察することが可能です。
いくつかのケース例を見てみましょう(数字が大きいほど、その仕事量が多い もしくは その仕事が得意)
Case1.「周囲を巻き込む推進力が凄い人」
スゴくない人は「B.決める仕事」が少ない
スゴイ人は「C.人にお願い」と「D.自分で実行」のバランスが良い
発現に説得力が出て巻き込み易くなる
と、スゴくない人は「B.決める仕事」「D.自分で実行する仕事」の経験が足りないと分かりますね。ちなみに棘のある言い方をしますが、このスゴくない人は「会社の犬」タイプが多いです。Bが少なくDが多い=「上司が決めた事を部下に振る」事が多いってことですからね。
Case2.「テキパキこなせるが突破力が無い」
「お願いした事は正確に対応するが【仕事が丁寧】の域を出ない」こういう人多い印象です。要素で見ると「A.アレンジする」「D.自分で実行する」経験に偏りがあり「B.決める仕事」は誰かに委ねてしまうという事が想像できます。
ちょっとずつでいいので「B.決める仕事」経験を意識的に増やす事が重要、という言語化が出来ますね。
Case3.「指示や管理はするが現場感が無い」
異常に管理が得意な人っていますよね。超重宝すべきスキルです。が、それだけになるとどうしても「現場感が無い」と部下から言われてしまう。現場を知るには結局、要所で「D.自分で実行する仕事」経験が必要なのだと思います。
ここはバランスですが、そのバランスをこういったチャートで可視化することが重要だと考えられます。
Case4.「優秀だけといつもパツってる人」
「仕事できるけど常にパツパツな人」、こういう人も結構いますよね。要素で見ると「B.決める仕事」も「D.自分で実行する仕事」も出来る。が「C.人にお願いする仕事」が特にが苦手な人。
心優しさ故にな人が多いので、意識的に「C.人にお願いする仕事」の経験を意思をもって増やす必要があります。
抽象的な評価<具体的な経験で語ろう
このチャートは自己評価だけでなく、他者へのフィードバックに活用できます。「テキパキしてるけど突破力が無い」と言うより「A.アレンジする経験は多いけど、B.決める経験が少ないからBの経験を意識的に増やそう」と言う方が意識すべき事が明確です。
最後に、この5分類の構造的特徴を2つ挙げます。
A⇔B⇔C⇔D⇔Eと隣り合う経験は関連性が高い
人は無意識に隣りの経験の当事者意識が下がる
先ほど例に挙げた「A.整理まではテキパキする」が「B.決定は人に委ねる」がまさに良い例でしょう。他には「B.決めてくれる」けど「C.具体的な指示が雑」などもあるあるではないでしょうか。
これは言い換えると「次の工程までセットでやる意識を持てば経験を獲得し易い」というチャンスにもなります。
#2の記事にて「企画職はとり纏めに感謝され易いので何でも屋で終わりがちだけど、時にワガママな意思を提示すべき」と書きましたが、まさにこれがA+Bをセットで考えることと同じ事を言っています。
是非この5パターンを、自分自身や部下の成長に必要な「経験値」の言語化・デザインに活用してみてはいかがでしょうか?
本日は以上となります。相も変わらず長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただき有難う御座いました!ではまた!!
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