子との諍いにもめげず、小さな幸せを見つける奮闘の1週間。つれづれなる肌感9/4~9/10
9月4日
朝から探し物をしている。アレが見つからない。汗だくで探したが時間が無くなり、家を出ることにした。
遡ること2日前、私がアレを机の上に置いたのを覚えていて、そこからどこへ動いたのか?真実を知るのは一人だけ。最近は、何を聞いても「知らない」口癖にする我が子に確認せねばならない。
気分を変え、通勤→オフィス→帰宅と何時間か経過し、帰宅した子に確認するとやっぱり「知らない」。またか…と想定通りだけれど、ここは言いたいことを我慢し、別の角度から色々と質問する。何度もやりとりを重ねた結果、最後は自分がやったと。あほだなと笑いがこみ上げる。
刑事ドラマの自白シーンみたいだった。あまりに引き下がらない。文句に合わせ言い訳も繰り返し、きちんと謝ってもらった形にはならなかったが、最後は認める。大人がギャーギャー言っても仕方ない。ハア、厄介だな、小学生。
「しかたないな!謝ってやるよ」と逆ギレ。アレを持ってきた。とんでもない場所に隠していた。その発想は別な事に生かして欲しい。
絵本の読み聞かせをしていたあの頃。過ぎてしまいもう戻らないあの頃。思い出をまた拾いに行きたくなる。
9月5日
脚本家として、現在放送中の朝ドラ「虎に翼」をかかれている吉田恵里香さん。昔から吉田さんのファンだったこともあり、こちらに参加した。
人の人生を描く、それぞれの登場人物の感情などを脚本化し、演者の手を通って視聴者に届く。演者さんの素晴らしさを何度も仰っていたし、監督や演出とやり取りについても聞けて、まるで私も作品の仲間に入れていただいたような気持ちがした。吉田さんの話を伺うにつれ、ここまでの人生においてどういうご経験をされてきたんだろう。何がお好きなんだろう?つい知りたくなってしまい、知ったら、私の方が長生きしていることに気づいた。はっとなる。書くために持っている感性って、自分の経験をどうご自身が感じ、取り入れられたかなのかもしれない。
私は文学部出身で、卒論は向田邦子さん。中学生の時に読んだ「思い出トランプ」は特に心に残り卒論のテーマとなった。他エッセイまで沢山読み、直木賞作家が好きなのも向田さんのお陰だったりする。特に向田さんの感の強さが好きです。
吉田さんが向田邦子賞を受賞されていることは、周知のこと。吉田さんも個人的に向田邦子がお好きだと。受賞作品の「恋せぬふたり」は多様性で人を大切にしている事を感じ、素晴らしかったな。
9月6日
渋谷さくらステージでのカツカレーは絶対に食べに行こうと何日も前からウキウキだった。「INDIA GATE」さんのビリヤニは、どれも私の好みでツボ。昨年はウナギのビリヤニを食べ、これもハーモニーに興奮したのだけれど、今年はカツ!インスピレーションからくるお皿が芸術だと思う。とろ~っとした餡。花椒の辛さと爽快感にやられたし、ライスは何種類の豆を上手にブレンドしてさら~っと使用。
9月7日
出版パーティーに参加してきた。過去に出版トークショーは参加してきたけれど、純粋なパーティーは初めてだったかもしれない。考えてもみたら、パーティーっていつ行った?今年で言うなら、姪っ子の結婚式かな。多くの人が集まっていて、著者って多くの人にこんなに喜ばれて本を出すものなんだと驚きでした。
本を出したい人が大好きと公言する編集者が、これから本を出したいと思っている人に対し伝える。人は皆秘めた、表現したいものを持っている。
こういう言葉が素敵。かつ、出版業界のほんとのところもズバッと書いてある。
パーティでも、“人が持つ、表現したいものの凄さ”を語っていた。
どんな人でも出版することが可能な才能があるんだと。
9月8日
今日は休むと決めている。ずっと前から決めていたから、ゆっくりさせてもらった。買い出しに行って、夜ご飯は家で。夕食前、おかずも準備できた段階で、最後に一つ電子レンジで温めを開始したら、うんともすんとも言わない。コンセントを抜いたり、庫内、庫外を拭いたりした。慌てて家電量販店へ。時間はないし、翌日の朝も使う予定の電子レンジ。蒸し器って手もあったが、時間がない朝に蒸し器の選択肢は無い。今まで電子レンジについては考えてこなかったから、急に選べと言われてもピンとこない。コンベックオーブンはあるから、温め専用を選ぶことにした。
水拭きして、電源を入れたらすぐに使える。あっという間に我が家の一員となった。
9月9日
月曜日の出社はお天気次第で気分も大きく変わる。今日は珍しく朝の準備も整って、散歩してから、洗濯をして干して、お弁当作りも掃除も、玄関を掃くまでが完了したので、足取り軽く出社。
オフィスではサンダルウッドにスイートオレンジの精油をブレンドし、ディフューザーを使用。
私の中ではオフィスに行く=現場に出るなので、自宅作業とは全く違う環境でやれることが刺激になっていて、この日も熱い激論に参戦してしまった。
あんたそのプロジェクトに無関係じゃないの?すぐ自分事にしてしまうのが良いのやら悪いのやら…。
9月10日
月見の活動が好きで、この時期はあえて忙しくする。楽しくて、ウキウキするからこの多忙が幸せ。この日はファーストキッチンウェンディーズに。結構値段が上がったなと感じているのだけれど、皆さんはどう思っているのか?月見バーガーを食べてきた。
夜はまた子との諍い。「お父さんは家族の為に働き、学費や衣食住の為にお金を使っているから偉いんだ!おかあさんは偉くないだからおかあさんのいう事は聞けない」またか。。。
まだ成長途中の子供なのに、色んな事を私に教えてくれるもんだ。
彼も考える事が多いだろうが、(偉いだ偉くないだの基準は金銭の話なのだろうか?)そんな話をした。
成長と言えば成長なのだが、正しいだの、正しくないだので決めるのは世間一般の話で、家庭内では家庭内の考え方があると話す。これにまた時間がかかり、親子揃って睡眠不足。