#4 【えごま】震災後の荒れ地を少なくするため今日もえごまを育てる
「震災後の荒れ地を少なくしたい。」
という想いから、えごまの栽培をしている高齢男性が近所にいます。
もともと農家だったわけでもなく、年齢ももうすぐ80才。
一体どこからそんなエネルギーが湧いてくるんだろう???
私の住む田村市は、かつて収穫量日本一になったこともある県内でも有数のえごま生産地。
福島県に移住するまで食べたことなかったのですが、「さい餅」や「えごま和え」などお姑さんが作ってくれる料理に度々登場します。
↑「モロッコインゲンのえごま和え」
乾煎りすると香ばしくゴマと同じように料理に使えることから、昔は定番食材として使われてきたそうです。
さらにダイエットやアンチエイジングにも効くらしい・・・!!
えごまとは?
①シソ科の植物
原産地はインドや中国南部といわれ、日本では東北地方や、中部地方で多く生産されている。シソの仲間の一年草で、見た目も青ジソとよく似ている。苗は1メートル位まで育ち、主に種子や油、葉も食べられている。
②呼び方いろいろ
地方によって様々な呼び方があり、田村市近郊では“えごまを食べると十年長生きする”といわれ「じゅうねん」と呼ばれている。他には「ジウネ」「イゴマ」「アブラエ」など。
③栄養が豊富
人間の体内では作れない必須脂肪酸「α-リノレン酸」が豊富に含まれ、血栓予防、抗アレルギー、血圧降下、発がん物質抑制、ダイエット効果、アンチエイジングなどの効果があるとされ、健康面でも注目されている。
少し調べただけでどんどん出てくるえごまの栄養に関する情報。
これは食べるしかない!
そして実家の母(新潟在住)にも教えたい!
自粛生活が続く今、「健康が一番」という想い、、、強くなるのです。
えごま作りをしている近所の人が言っていました。
「えごま油は高いけど、健康食品だからね。そう考えたら高くない。」
震災後の荒れ地を少なくしたいという想いと、えごまを食べてみんなに健康になって欲しいという想いが、栽培を続けるエネルギーになっているのかなあと感じました。
ここで発信したからといって、えごま商品の売上げが上がるわけでも、収穫量が上がるわけでもないのですが、、、
次週から「エゴマの栽培記録」も発信していきたいと思います。