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私が読書する理由を言語化してくれた作品2つ

みなさんは、なぜ読書をされますか?
学びや発見があるから、物語が好き、などそれぞれの理由があるかと思います。

私も読書家と自信を持って言えるほど量を読んでいるわけではありませんが、趣味を聞かれたら「…読書ですかね。」と答えるくらいには本に触れています。
(答えるまで「私の中で漫画も読書に含めたい。けどいいかな?でも他に趣味って言えるものないし」と3秒葛藤する。)

小・中・高校の朝読書の時間が大好きだったし、続きが気になったら休憩中でも読み続ける。
大学生・社会人になって読む量は減りましたが、朝井リョウ先生の新刊は必ず読む。知人のいない土地に配属された時、休日は図書館で過ごす。

そんな「趣味:読書」と言わせてほしい私に、本を読み続ける理由を気づかせてくれた作品を2つ紹介します。

ツユクサナツコの一生/益田ミリ

あらすじ

マスク生活2度目の春を過ごす、32歳・漫画家のナツコ。社会の不平等にモヤモヤし、誰かの何気ない一言で考えをめぐらせ、ナツコは「いま」を漫画に描く。描くことで、世界と、誰かと、自分と向き合えるから。〝わかり合える〟って、どうしてこんなに嬉しいんだろう――。自分の「好き」を大切に生きる、「あなた」に贈る物語。

amazon商品説明抜粋

1つ目は益田ミリさんのツユクサナツコの一生。
コミックエッセイが多く、活字を読む気力がない時に栄養剤のように益田さんの作品を摂取します。

今作からも、もう少し頑張ろうと力をもらいました。

作中で主人公ナツコの漫画を読んだ人がこんな言葉を言っていました。

読む前と読んだ後ではわたしの世界の質量はちょっと違う気がする。

この言葉で私は小説や漫画で人の心の動きを、自己啓発本で知らなかった知識や考え方を「わたしの世界」に取り入れていたんだなと気づきました。

その「質量」が少し変わる感覚が好きで読書を続けていたのかなと思います。

違国日記/ヤマシタトモコ

あらすじ

少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。

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2つ目はヤマシタトモコさんの違国日記。
昨年6月に漫画は完結し、今年6月に映画が公開されます。

小説家の槙生が物語を全く読まないと言う弁護士に対して、物語が必要な理由を語るシーンがあります。その言葉が私の読書する理由と重なりました。

物語はいわばかくまってくれる友人でした。特に子供の頃には。

違国日記4巻抜粋

失敗や人からどう思われたかなど日々のちょっとしたことを引きずる性格。(夫からよく生きづらそうだなと言われる。)

嫌なこと、忘れたいことがあったとき物語に没頭している間は全て忘れられることをこの言葉で気づかされました。

やっぱり本が好きだ。

今回紹介した2冊は漫画、コミックエッセイでしたが、こうやって文字にしてみるとやっぱり本が好きだな、読書って楽しいなと改めて感じることができました。

今は動画配信やゲームなど手軽な娯楽が溢れています。本の要約YouTubeチャンネルもあって、読まなくても内容を把握することもできます。
それでも自分で読むことで得られるものもあるなと気づかせてもらいました。

まとまった時間は取れなくてもスキマ時間を見つけて読書を続けたいと思います。

おわり!!


(ご参考までに今回紹介した2冊はこちら↓)


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