本当は怖い「いつかやる」
「ダイエットは明日から」とか
「3年生になったら勉強する」とか
言ったことある人も、聞いたことある人も
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
先日こんなつぶやきをアップしたのですが
“いつか使うかも”の“いつか”は
やってきません。
本当にやりたいことは、もう既に、迷うことなく
さっさとやっています。
では、そんな“いつか”が自分や周囲の人に出てきた時にどうすればいいのか。
私が日々たくさんの方とお話する中で、効果があるなと感じていることをまとめてみます。
本気の「いつかやる」
1時間経ったら…、明日になったら…
来週になったら…、来月になったら…
突然生まれ変わったように心が入れ替わって行動に移せます!きっとがんばれます!自信があります!
というお話には、本当にたくさん出会います。
本当はやりたくないのだけれど「やります!」って言わないと怒られるから適当に言ってるだけ、という場合は別にいいんです。
心配なのは、これが本気の場合。
来年からがんばるぞ!
と本気で思っているとします。
本気だからこそ、周囲の人にも
「来年から本気でがんばる!」と宣言するし
そんな本気を感じるからこそ周囲の人も
「信じてるよ!」と応援する。
これが、怖い。
周囲の人は、いつになっても動いていない姿を見て「応援してたのに!」「信じてたのに!」と怒ったり落胆したりする。
そして本人は、「本気でやろうと思ってたのに」「できなかった…」と挫折感を味わってしまう。
でもね「来年から…」とスタートを先延ばしにした時点で、もう既にやらないフラグが立ってるんです。
その最初から立っている、やらないフラグに気がついて、対処していくことが必要なんです。
「本人ががんばるって言ってたから」と
信じて待っている場合ではありません。
本気なのに、やらない理由
「やります!」と言っているけどやらない時、考えられる原因はいろいろあります。
取り組む魅力をあまり感じられていなかったり
取り組むことで得られるメリットが分かっていなかったり
でも「本気です!」という人は
達成までのイメージがついていなかったり
設定しているステップが高すぎる
ことが、圧倒的に多い。
「来年からやります!」「本気です!」
と言っているのだけれど、
どうやってやるのかを聞いてみると
「………。」
「いや、でもできると思うんです!」
などと返ってくる。
要するに、足元が見えていない状態
であることが多いです。
だからこそ、目標と現状を見直して、ステップを調整していくことが必要になってきます。
どんなことをする必要があるのか
イメージできるステップはどこか
何なら実際に取り組めそうか
なにも「イメージできてないだろ!」などと言う必要はありません。
「ちょっと作戦聞かせてよ」と話を聞いていき、イメージができていないことに本人が気づいたら「じゃ、一緒に作戦を立てよう!」と進めていけばOKです。
ファーストステップをいつ、どこで、どのように踏むかを確認していくのですが、私が個人的に基準にしているのは
「それならできる!」と言っていただけること
ファーストステップが大体48時間以内に踏めること
イメージできないものは
実行できませんからね。
そもそも論も確認しておく
「がんばろうって何年も思ってるんだけど…」
「どうもコレは先延ばしにしてしまう…」
と思っていることがある場合や、絶対にやるべきことではない場合は、そもそもやる必要があるのかを見直すこともしてみてください。
本気でやりたいのに、そんなに長いことできないことは、多分そんなにやりたいことではないのではないですか?
「やれ!」と言われてもやりたくないことがあるし
「やるな!」と言われてもやりたいことが、誰にだってあるものです。
本当に!どうしても!やりたくてやりたくてたまらない!
ということは周りに止められたって、やってしまっているのではありませんか?
そんなにやりたくないけれど、やらないといけない"ような気がするもの"を並べて、挫折感を味わう必要なんてありません。
テストの点数を上げろって言われる
〇〇高校に行けって言われる
市大会に出場してねって言われる
みんなみたいに友だちを作らないといけない
もっと雑談が上手くならないといけない
先輩を見習えって雰囲気がある
「でも、全然できてないんです…」
「もっとがんばらないといけないのに…」
そんな言葉を聞く度に、私はお話します。
他人が勝手に課してくる目標を
あなたが叶える必要なんてないよ。
あなたが本当にしたいことは、何?
まとめ
「来月からやります」
「来年がんばります」
とスタートが先延ばしになっている場合、
期限がやってきても取り組めないことが多いです。
「やるって言ってたのになんでやらないんだ!」
と相手に腹を立てる前に
「やろうと思ってたのにできなかった…」
と挫折感を味わってしまう前に
スタートが延びている時点で、やらないフラグが立っていることに気づきましょう。
周囲の誰かが先延ばしにしている時も、自分自身が「また今度」と思っていることに気づいた時も、考えることは基本的に同じ。
目標と現状を見直して
ステップを調整していきます。
信じて待つのはそれからです。
何度もトライしようとしているのに取り組めない時は「そもそも論」を考えてみてもいいかもしれません。
より多くの人が達成経験を重ねて、「がんばって取り組んだぞ」という実績を基にした、地に足のついた自己肯定感を育くんでいけることを願っています。
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