チャイルディッシュ、幼稚性について
チャイルディッシュとは、幼稚と訳される。チャイルディッシュという言葉を見たときに、幼稚性というものへと私は考えを巡らせた。子どもそれ自体に、チャイルディッシュであると表現はしないだろう。チャイルディッシュとは、暗に大人の側に使われる。成熟と未熟とのアンバランスさを含んだものとして私はチャイルディッシュという言葉を捉えた。
「意味の形成と発達 生涯発達心理学序説」という本を読んでいて、この言葉と出会ったのだが、とても興味深い文章があった。第9章の山添正の「日本の父親について」に