見出し画像

鹿児島空港で食べた鶏飯の味、次に訪れるのはいつかな

鹿児島空港は鹿児島市から割と離れた小高い山の上にある。場所は鹿児島県霧島市。

大学生の頃、貧乏旅行で乗用車九州一周旅をした。他のどの旅よりも、ご飯が美味しかったことを覚えている。長崎チャンポンに馬肉丼、マンゴーパフェ、佐世保バーガーなど。その中でも特に思い出深いのが鹿児島県の郷土料理である鶏飯だ。「鶏飯」は、ほぐした鶏肉、干ししいたけ、錦糸卵、パパイヤの味噌漬け、みかんの皮などを、白いごはんの上にのせ、鶏ガラのスープをかけて食べる、奄美地域を代表する郷土料理(農林水産省HP参照)。あっさりと食べれて、どちらかといえばファーストフードに近い気軽な気持ちで食べたのだが、これが最高に美味しかった。

夕方に宮崎県を発ち、日が暮れかけた頃、イオン都城ショッピングセンターでガソリンを入れたような記憶がある。そのまま国道10号を南西に進み鹿児島市を目指す。「鶏飯」が食べたくて立ち寄ったかは覚えていないが、途中で鹿児島空港へ。現在、あらためて調べてみると、おそらく「大空食堂」という店だったと思う。鶏飯バイキングというのがあって、貧乏大学生にはありがたい500円くらいでの食べ放題だった。Googleマップで店を見ると、値段が880円となっていて、当時はまだ物価高でない時代だから安かったのか、閉店ギリギリの時間に立ち寄ったから安かったのかは、もう分からない。

あの鶏飯、また食べたいと思う日が多々あり、家庭用の鶏飯レシピを調べて何度も作ってきた。当時の味とまではいかないけど、自分なりに納得ができる味で、妻にも好評。その旅行までは、鶏飯なんて作ったことも食べたこともなかったのに、今では年に何度かは献立に時々組み込まれるレシピとなっている。老舗店というわけでは無さそうだけど、あの日、鶏飯に出会わせてくれた空港と店舗に感謝。

奇跡的に写真が残ってた

再訪できる日はいつだろうか。娘が大きくなって飛行機に乗れるようになったら、鹿児島へ旅する日も来るんだろうか。もし今後、鹿児島へ行くことがあるなら間違いなく鶏飯は食べるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?