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【クルミゴマハチミツ】伝統薬を作ろうとしたら和スイーツができた

「クルミゴマハチミツ」とはなんぞや

 これまでに紹介した、不眠・イライラの食養生便秘の食養生、どちらにも良いとされるレシピ「クルミゴマハチミツ」。材料も手に入りやすいので、今回は実際に作ってみようと思います。
 ちなみに中医学でのクルミ、黒ゴマ、ハチミツそれぞれのキャラクターは以下のとおりです。

クルミ  腰痛、耳鳴り、咳、便通の改善
黒ゴマ  耳鳴り、めまい、白髪、皮膚の乾燥、便秘の改善
ハチミツ  胃痛、腹痛、咳、息切れ、便秘の改善(※乳児には与えない)

 「クルミゴマハチミツ」はいわば伝統的な民間薬、火傷にアロエとか風邪にたまご酒のような位置付けでしょうか。
 作り方が載っている漢方養生のテキストを見ると、

炒った黒ゴマとクルミを同量ずつすり潰し、ハチミツで練る。就寝前にスプーン1杯に熱湯を注ぎ飲むとよい。

とあります。さっそく始めてみましょう。

炒りごま10g、クルミ10gを用意。それぞれすり潰します。

すり鉢が小さくて溢れそう

ゴマもクルミも香ばしくていい匂いです。クルミは擦ると油分がしっかり出てきますね。

陰陽魚っぽい

擦ったらハチミツを適量混ぜて……

テテーーン!

クルミゴマハチミツ団子の完成です。

(だんご…?)

 口当たりを考慮して粗挽きにしている段階でもう食べる気満々です。これはお湯で溶かすのはもったいない。いや、熱い湯と一緒に飲むことで胃腸への働きかけになるのだとは思うのですが、団子に丸めた瞬間、溶かさずそのままいただきたいという誘惑に負けました。
 とっても美味しいです👍🏻
 ゴマとクルミの香ばしさでハチミツがちょっと控えめの良い甘さになり、なおかつ食べ応えがあるので、少量でも満足。なかなかの和スイーツが誕生しました。きな粉を塗してもいいかも。
 作るのは簡単で日持ちもするはずなので、便秘、不眠にお悩みの方もそうでない方も、ぜひ一度お試しください。

参考
薬日本堂『漢方養生指導士初級・中級養成講座』
薬日本堂『漢方基礎講座1、2』

こんなゴマ+クルミ+ハチミツの記事もありましたのでご紹介します。
うちの暗黒団子とは違って美味しそうに映えますね。


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