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日本の神社・寺院がなくなるかもしれない未来が近づいている


お寺や神社の数がコンビニや郵便局の数より多いのはご存知ですか?

たくさんある日本全国のコンビニ、郵便局、学校、歯科医院、
寺院、神社の数は以下の通りです。

少ない順に並べると・・・

  • 郵便局: 約2万5000局(2021年時点、日本郵便)

  • コンビニ: 約6万6000店舗(2021年時点、日本フランチャイズチェーン協会)

  • 学校: 約8万5000校(2021年時点、文部科学省)

    • 小学校: 約3万8000校

    • 中学校: 約1万9000校

    • 高校: 約2万8000校

  • 歯科医院: 約9万4000件(2021年時点、厚生労働省)

    そして

  • 寺院: 約7万4000件(2021年時点、日本仏教会)

  • 神社: 約8万8000件(2021年時点、神社本庁)

    16万近い伝統的宗教施設が日本のあちこちに点在しているので
    なくなるなんてありえないと思うかもしれません。

経営現状をご存知ですか?

神社本庁が、およそ6000の全国の神社に行ったアンケートによりますと、
年間の収入が1億円以上の神社はわずか2%
300万円未満と答えた神社はおよそ6割以上


具体的な参拝数でいうと

金閣寺は、年間約180万人
京都市内にある清水寺は、年間約400万人
東京都内にある浅草寺は、年間約300万人の参拝者

また伊勢神宮の年間の参拝者数については、
公式に発表されていませんが、
報道などで報じられている情報によると
年間約600万人以上が訪れており

このように有名な寺院や神社
観光スポットになる場所であればよいですが

そうではない場所がほとんどの中
「高齢化や人口減少で氏子の数が減り、
 地方を中心に収入の確保が難しくなっている」
のが現状

昔ながらの経営方法では経営状況を立て直すことができず
立ちゆかなくなる神社が相次ぎ
この10年で神社の数はおよそ300減っています。

知らず知らず日本の多くの神社は危機的な状況に立たされているのです。


とある神社のお賽銭箱をみておもったこと

わたしは日頃散歩をしたり、旅行や出張にいくとき
神社にお参りにいくのですが
とある神社でこんな表記をみつけてびっくり!

「お賽銭に、一円、五円はいれないようにお願いします」
!!!!え!?

お賽銭に一円、五円はいれないように・・・!!衝撃のお願い

他にも、
食べ物や飲み物は神様は喜ばれませんと書いてあるお賽銭箱だったり・・
いろいろ見てきました。

思わず「お願い!」じゃなくて

「ゆうちょ」じゃない銀行に振り込めばいいやん!とか
最近ではPayPayのコードが貼り付けてある神社もあって
わたしのようなケータイしか持っていないひとでも
決済できる方法にすればいいのに・・と思いました。

経営を知らない、また学ぶ機会がないため、
思いつくことで頑張っておられるのだとおもいますが
なかなか有効的な対策を練られていない場所が多いことが予想されます

アーノルド・J・トインビーが提唱した「民族滅亡の三原則」を思い出した・・・

  1. 理想を失った民族は滅びる。

  2. 全てを物の価値に捉えて、心の価値や豊かさを忘れた民族は滅びる。

  3. そして、自国の歴史を忘れた民族は滅びる。

イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビーが提唱したとされる
民族が滅びる3原則(トインビーが提唱したとされていますが、典拠は不明)って
ご存知の方も多いと思いますが

「国や会社など人が集まる組織が滅びる。弱くなる理由」にもあてはまるため、
多くの会社や組織でも学びの一つとして知られており
どういうことがリスクなのか
何を抑えることが大事なのか気づかせてくれる大事な考え方として
わたしもメンターから教わりました。

原則①理想や理念を失ったは会社・組織は滅びる
これは会社や組織の理念、夢、ビジョンなどのことですが
「何のために」「何を大切にしたいのか」これが曖昧
または失った「組織」は滅びる、と解釈できます。

理念が大事、というのは経営者であればだれでも聞いたことがあると思いますが、
実際に、理念を真剣に考え、
日々の仕事に生かしている会社や組織はかなり少ないと思います。

わたしもメンターからビジネスや起業家として最初に取り組むべきことは、
「どういきたいか、どうありたいかの=在り方」であると教わり
衝撃を受けました。

原則②すべての価値をお金や物質で捉え、心の価値を見失うと会社・組織は滅びる

無駄を省き、効率を求めるは大事なことですが
お金という「結果」ばかりに目を向けていくと
人々の人間関係や心の繋がり、働く意義や目的を失ってしまう。

継続発展できる組織や会社を創るためには、
「理念を大切にする仕組み×成果を出す仕組み」が必要だと考えています。

何を大切にし、なぜやるのかの在り方やミッション、ビジョンを徹底する仕組み
会社や組織として安定して成長する実績を出す仕組み
どちらもあってこそ。


原則③国・自社・組織の歴史を忘れた会社は滅びる。
歴史、これは国なら歴史、会社なら創業ストーリーのことです。

言い換えると、”初心”を忘れない、と言うこと

国・会社・個人でもその歴史をストーリーとして語り継ぐことで、
初心を忘れないことが大切です。

経営者としては、数あるさまざまな能力が必要だと思いますが、
中でもストーリーを語る能力は非常に重要なものだと感じます。

「ヒト・モノ・カネ」だけの経営資源だけでは成り立たない時代に

神社や寺院は当たり前に歴史があり、伝統があり、想いもあると思います。
それが「当たり前」になりすぎてしまったために
何もしなくても維持できると思いこんでいたのではないでしょうか?

日本の多くの地域で人口が減少している傾向があります。

数自体が減少していることももちろん課題なのですが

それ以上にいままでの当たり前が通用するという思い込みで
「現状維持」に甘んじて
静かに衰退していくことがもっともリスク。

「ヒト・モノ・カネ」があればなんとかなるわけではなく
想いだけでも、数字だけでもなく
目に見える、見えない変化に対応しながら
「成長」していく努力が大切と感じます。

大切なものが大切にされ続ける社会を護ること。

神社・寺院だけでなく
日本の大切な文化・習慣を絶やさぬよう
「経営力」を身につける人が増えるといいなと思います。

ママや女性経営者のみなさま
経営を学んでサポートしたいというママや女性のかたがたお待ちしております!


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