朝活古典:菜根譚
この言葉には続きがあり、
「忙しさの中に静かさを感じることができれば、1日が1,000年より長く感じられるし、4畳半でも広々と感じることができる」とあります。
ですが、僕は別な続きがあると思います。
それは、
「(上記の言葉に加えて)だから、他人の尺度に惑わされる必要はないし、自分の基準は他人にとっての例外なので、押し付けない」
ということです。
前回、こんな記事を書きました。
欲望者によって、自分の世界観を狭められてしまうというお話でした。
今日の言葉にも、共通していることがあります。
それは、世界は広いということです。
より踏み込むと、実はこの世に正しいも間違いもなくて、”人がいるから、自分の行いに対して白黒判断されているだけ”なのでしょう。
あなたは、黒い羊効果をご存知ですか?
どうやら人は、他人の行いに対しては許せるのに、他人から自分に関係する人物に変わると、自分の価値基準で判別つけてしまうようです。
人は生きる過程で、どうしても集団生活は避けられません。
(家族・学校・会社・コミュニティ・・・)
その中にいると、色んな人がいると分かっていても、相手基準で自分を判断されてしまうかもしれません。
むしろ、色んな人がいるということを知らない人が、多いのかもしれません。
もし、個人や集団に勝手に自分を判断されているなら、菜根譚の言葉を思い出して、「自分は狭い世界観の中で判断されているだけなんだな」と思い、安心してほしいです。