寺ヶ池鎮守と大阪府で一番深い池だという事実
近所にあるために、noteの記事で恐らくもっともよく登場する、河内長野の寺ヶ池ですが、何度も通っているのに知らないこと、新しい発見があるので不思議です。
寺ヶ池は池の周りに周回の道があり、いつもそこを散歩するのですが、人工のため池とはいえ、江戸時代に作られたものと言うこともあり、池の形が定規で測ったような形にはなっていません。
例えば河内長野市役所の隣にある大池などは、比較的きっちりと区画整備されているような形に、見えているだけに対照的です。
そういった天然の池の雰囲気があるためか、常に池の周りに遊歩道がなく、半島のようになっていて、出っ張っている場所がいくつかあります。
例えば池の西北側にも、明らかに出っ張っているところがありました。そこは広場になっているのですが、その先に気になる建物を発見。
後で正体を調べようととりあえず撮影してみることにしました。ちなみにこの広場は弁天山広場と言う名前です。
近づくとこのようなお堂のようになっていますが、鍵がかかっているので中がどうなっているのかわかりません。そして建物は鉄筋コンクリートで作られていました。
地図で見ると寺ヶ池鎮守とありました。ところがさらに調べると、寺ヶ池鎮守と言うのは福神弁財天で、それはここではなく、すぐ隣の小高い丘の上にあることが分かりました。この撮影時にはその小高い丘を見落としていましたので、画像がありません。またこの近くに行くときに撮影してみます。
これは横から見た様子。弁財天が丘の上に祀られているとすれば、この建物の正体は? さらに謎が深まりましたが、現時点でははっきりした情報が出て来ません。
ところで、その調査過程で面白い言葉を見つけました。
「一に寺池、二に狭山池、三に和泉の久米田池」
この言葉を見ると大阪府で深い池の序列をあらわしているとか。和泉の久米田池は岸和田市にあり、そして大きな狭山池は大阪狭山市。ここは以前行きました。
そして一に寺池と言うのが、河内長野の寺ヶ池とのことだそうです。さらに調べると寺ヶ池で一番深いところは、水深30メートルもあるとか。
深い池の定義は水深10メートルで、たとえば、湖でも日本で二番目に大きな霞ヶ浦の一番深いところが水深7メートルとのことですから、如何に深いかが分かります。
夏場は春ごろと違い少し干上がっていると言うか、地面が出てきています。しかし寺ヶ池は350年以上の歴史の中で、枯らしたことがないとされていますから、その理由が頷けます。
まだまだ勉強不足だし、もっといろいろ学ばなければなりませんね。