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菱子池 ~千代田駅からも見られる小さな池~
昨日の続きのような話。昨日は南海千代田駅を紹介しました。千代田駅は改札が2階部分にあります。さてんな千代田駅の2階の改札近くを歩いていたら、面白いものを発見しました。
これは駅に掲示している周辺地図を撮影したものです。千代田駅のすぐ左側に菱型の青いもの。これには「菱こ池」と書いています。正式名称は菱子池。名前の由来はどう考えてもその形だというのがわかります。
そして駅からこの菱子池が見られます。見た目からして非常に小さなため池。河内長野とその周辺にはこんなため池が大小結構多くあります。ところでこの周辺にはかつて菱子尻遺跡というものがあったとか。いろいろ調査したら縄文時代から中世の間と、あまりにも曖昧なことしかわかっていないようです。
もし興味があればこちらから資料が、無料でダウンロード可能。ジョウノマエ遺跡とかほかの遺跡の情報も詳細にみられます。
またこのあたりにはかつて木戸神社というのがあって、それは第14代の仲哀天皇の時代にさかのぼる歴史があったそうです。ところが明治40年に、近くの千代田神社と合祀されてなくなりました。
さて、せっかくなので駅から下に降りてみます。東口からすぐのところ。池の前までやってきました。撮影したところ駅の上から撮るのとあまり変わらないですね。
当時は神社同士が合併(合祀)したときには、合併された神社跡が官有地なのですが、それを無代で合併した社に下げ渡す勅令があったとか。つまり明治政府は神社の合併を推し進めていたそうです。(平成の自治体の合併みたいですね)
あとひとつ、この菱子池辺りには寺ヶ池を作った中村輿次兵衛の屋敷があったそうです。詳しくはこちら。
ただ菱子池を彼(中村輿次兵衛)が作ったかどうかの記録は、見つけられませんでした。いずれ見つけられるときが来るでしょう。
今回、何気なく駅の地図を見て偶然に見つけた菱子池。そこから調べていくと、いろいろな関連した情報の糸がほどけるように見えてくるので面白いです。いずれ全容が解明されるときが来る。そのときにはまたこちらで紹介しますね。
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