花の文化園 ~河内長野にある大阪府立の植物園~
先日河内長野の高向地域に行った話を書きましたが、今日からはシリーズでこの地域のスポットを紹介していきましょう。まずは花の文化園から行きます。これは河内長野市ではなく大阪府立の植物園。
バス停のある、奥河内くろまろの郷からは、石川を渡ると花の文化園に行けます。
石川に架かる橋から撮影しました。幟が立っていて階段で上がれるようになっています。ところが先日の大雨で土砂崩れが起きたらしく、訪問した日はこの階段の通行不可。車道を迂回する必要がありました。
こちらが入り口です。勾配のある河内長野で、石川のあたりが最も低く、この建物は少し上がったところにありました。でもさらに植物園の裏手の高台には、南花台と言う住宅地があるのです。
ここが入り口、花の文化園を略して「はなぶん」と書いています。さて、ここができた経緯ですが、次の通り。(以下引用)
1990年4月1日から半年間にわたって鶴見緑地(大阪市鶴見区)で開催されていた国際花と緑の博覧会から「花と人との関わり合いを理解する場所」という理念と一部の展示物を引き継いだうえで、「花に憩う」「花に学ぶ」「花で交流する」という基本方針の下に、大阪府が運営する常設の植物園として開園しました。
国際花と緑の博覧会の後継施設だったんですね。
こちらで料金を払います。ここは元々、林業が盛んな河内長野の試験場があったとか。そして大阪府が保有している10ヘクタールの土地がありました。それを活用したのです。こうして1990年9月にオープンしました。
毎日ではありませんが、ペットの同伴も許されています。ただし大きさが決まっているようですね。
入口に地図がありました。すごく広く見えますが、それほどでも無く、歩いて全部回れます。
中に入ってすぐのところに花壇がありました。
普段花を見るときは、近くの寺ヶ池公園に行きます。どうしても河内長野市が無料で管理している公園と比較してしまいますね。こちらは都道府県レベルの自治体が有料で管理している植物園だけに、管理の仕方も違うというか、雰囲気が全く違う気がしました。
ただ弱点があります。季節ごとにゾーンが分かれて花が植えられているためでしょう。何も咲いていないところがあります。季節ごとに通わないとそれらが見られないのが残念。その代わりなのでしょうか? お得な年間パスポートがあります。
こちら「涼が丘」と書いていますが、すぐ横に滝が流れています。
寺ヶ池公園では、見慣れない花が咲いていました。
花びらが、斜め下になっています。
これはホップ。ビールの原料に使われるものですね。
このようにいろんなところで、美しい花が咲いています。
そのなかでも、訪問したとき、屋外ではこちらの蓮の花が、一番の見ごたえがありました。
緑に囲まれたところにある緑の植物園。実はここでの一番の目玉は、大きなピラミッドのような形をした大温室です。これについては次回紹介しましょう。
というこで、簡単に花の文化園を紹介しました。住んでいるところから少し離れているのが残念ですね。
大阪府立花の文化園
〒586-0036 大阪府河内長野市高向2292−1
TEL:0721-63-8739
営業時間:9:30~17:00
定休日:月曜日
料金:大人550円(1・2月は340円)、年間パスポート2300円
アクセス:河内長野駅からバス
「奥河内くろまろの郷」停留所下車、徒歩10分
または「上高向」停留所下車、徒歩15分