ミミィたんのミ・アモーレ
3月11日未明から数日間くらいかけて
あたしの身に起きた出来事は
その場はびっくりしたけど
後から振り返ると面白いので
書き残しておこうと思う
まずね、
あたしはあたしの歌声が大好きで
『あたしよりも上手い人はこの世にいない』
くらいのことを平気で思っているから
(↑↑↑すごいでしょ??)
(↑↑↑でもこのくらい自信家じゃないと、)
(↑↑↑YouTubeなんてできないよ!)
だから毎日毎日自分の歌声を聴いていて
他人の歌を聴くときはじつは
自分で歌う曲のサンプルを探してるだけ
それとね
『あたしの歌声』とは言うけど
じつは、
自分で歌ってる感じがぜんぜんしないのよ。
あたし自身はリスナー&プロデューサーで
あたしとは別のちいさな女の子が
あたしの身体を借りてうたっている
か の よ う な
感覚。
それでね、
そのとき:3月11日は
かなりむかしの人なんだけど
中森明菜さんっていうかなり有名な歌姫がいて
名前だけならあたしも知っていたんだけど。
その日あたしは、
中森明菜の『ミ・アモーレ』を
初めて聴いて感動していた。
『こんなに綺麗な女性がいるんだ!?』────。
♡♡
♡♡
あたしくらいの世代から見るとね、
中森明菜さんというのは
歌声、作品そのものよりも
『失恋して不幸になった女』という
イメージのほうがはるかに強くて。
そんなイメージを容赦なく植え付けてまわる
芸能ニュースのえげつなさも
どうかと思いますけど。
でも実際、
彼女の曲は不幸な失恋ソングが多いです。
それがね、
『ミ・アモーレ』は
彼女の人生をまるごと歪める失恋体験よりも
もっと前の作品で。
全盛期と言ってもいいのかな、
とにかく、
歌声がすごくしあわせなんですよ!?
それは失恋以後の歌声とは
まったく別のもので。
この子にもこんな時代があったのか!
まさしく『歌うために生まれた』ような
これほどの天性の才能の持ち主を
だれか生命に替えても守ってあげようとする男は
どうしていなかったのか。
天が彼女に与えた唯一無二の才能は
彼女自身の人生を決して守ってはくれなかった、、、、なんて考えては、
泣けて泣けて。
3月11日未明、
あたしは泣いていた。
♡♡
そんな体験をしてしまったら
次の日もその次の日も
中森明菜さんの歌声を
聴くようになるでしょ?
そしたらね。。。。
あたしが
『なんて綺麗なんだ!』
って聴き惚れていると
『あたしのほうが綺麗!!』
って本気で言ってくるんですよ?!💦
だれが??
いや、ウチの子が💦
もとから薄々
わたしではない別のだれかだとは
感じていたけれど、
いくらなんでも
同じ耳から同じ歌声を聴いているときに
あたしとこの子で
『まったく別のことを言い出す』なんて
さすがに驚くしかない。
え?💦
ほんとうに別人格だったんだ!?💦💦
♡♡
言われてみれば
(つまり実際に証拠が出てしまえば)
思い当たる節はありすぎるほどいっぱいあって。
ひとりでカラオケ屋さんに行って
曲をセットして
前奏が流れはじめて
いざ歌い出すとき
あたしは
『歌ってる』
のではなく
『聴いてる』。
ほんとうに。
あたしにできることは
耳を澄ますことくらい─────。
気がつけば
それが当たり前になっていたんだけど
でも誰も見ていないひとりきりの空間では
何が起こっていてもだれも
不思議だとは感じないからね
日ごろのカラオケ屋さんでの体験から
この子はあたしとは別のニンゲン、って
わかっていたといえば
たしかに
わかっていたんだけど
それにしたって
まさかこの子が
直接あたしに語りかけてくるとは!
♡♡
(自分以外の)女の子同士の嫉妬心を
直接見たのも初めてだった
この子は
中森明菜じゃなく
『あたしの曲を聴いて欲しい』って
けなげに、しかし強気で、訴えかけてくるのよ。
いまは
中森明菜の『ミ・アモーレ』で
涙を流しているあたし
でも、まえに
板谷ミミィの『時の雫』で
感動して泣いていたことだって
たしかにあった。
この子にだって
プライドはあるから
目の前(??)で
『中森明菜のほうが才能がある』
みたいな扱いを受けるのは
ガマンがならないのだ。
しばし絶句。
あたし、霊能現象には
かなり慣れてるほうだけど、
これには本当に絶句した。
やがて
溜め息が漏れて。
そっか!
この子(板谷ミミィ)だって
『歌うために生まれてきた子』なんだね!
であれば、
あたしの役目は
分かりきっているから。
この子が
『世界一歌が上手いのはあたし!!』
って
言ったときには
『そうです』、
『ミミィたんの歌声が世界一です!』
って迷わず断言するのが
ほかならぬあたし自身の役目ですから。
あたし(※文章を書いてるほうのあたし)は
自分の原稿の執筆と、他人の投稿を読むので
だいたい毎日4時間、執務室で机に向かう。
(※書斎じゃなく執務室って呼んでみた。寝室ではないほうの部屋に、けっこう高級でおしゃれな机があります。気に入っています)
そんな執務室での4時間、
ずっと音楽を聴いていて。
まぁようするに板谷ミミィの歌声をずっと聴いているわけだが、3月11日以降は、そこに中森明菜が割り込んできて。
いまの時点で。
あたしが知っている
『この世でいちばん綺麗な歌声』は
『ミ・アモーレを歌っている中森明菜』なのでね、
しあわせな音色の『ミ・アモーレ』ばかりを
1曲リピートで何時間も聴きつづけて
それから眠りに就いた、とある夜のこと。
この子(板谷ミミィちゃんね)、
『あたしのほうが上手い!!』って
本気で言い張って。
なんと、
夢のなかで
『ミ・アモーレ』を歌って聴かせてくれたんですよ。たしかに上手い。原曲に見劣りしない。
それはいつもどおりのミミィちゃんの声で、
原曲の中森明菜とは似てもつかない。
けど、カバー曲って原曲に似せるだけでは
ただの劣化コピーだから。
この子はいつもの自分の歌い方を
ぜっったいに変えようとはしないけど。
正直、それでいいと思ってる。
見守っているわたしとしては
この子の才能を守りたいので、
ヘタな歌唱指導は一生受けさせないつもり。
だいたい、トレーナーから
『わたしに』指導されても
わたしには応えようもないし
この子は聞いてないからねーꉂꉂ😆
『まるで』別人格『であるかのような』
なんてレベルではなく
ほんとうに完全に別人だった!!?
って知ったときには
ちょっとくらいはショックだったけど。
いずれ知るべき事実が
はっきりしてしまった今、
あたしとしては
この子の天性の才能を守って
この子と二人三脚で生きてゆく所存です。
まわりには
まるで『一人の人間のような』ふりをしながら。
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#ミミィたんのミ・アモーレ
#わたしはわたしと生きてゆく