なぜ生きづらいのか?【前編】
きょうはこのホロスコープを読んでみます。依頼人の意向により公開で読みます。
図面一枚だけ見て、本人のことを何も知らずにすべてを言い当てるのはそもそも不可能なんですが。
この図だけを見せられて
『どんな人だと思う?』
と聞かれたら、
『玉の輿に乗った女性』
というのが、ひとつの答えになるでしょうね。
自分よりもはるかに格上の男性と結婚することで10ハウスの月の“外向けの”虚栄心は満足する、しかし実際の結婚生活では、ほとんど家の中のことばかりやっている、そんなイメージですね。
ディセンダント付近に海王星なので、ある時点で結婚生活に幻滅するかもしれません。
ほかに考えうるパターンとしてはですね、この子は子どものころ虚弱だったので、身体を鍛えようと思い立って、近所の空手道場に通うことにした。
最初のうちは、体力をつけたいだけだったのに、そこの館長がすごく尊敬できる人だったので、10代になっても20代になってもずっとずっと空手を続けて、ついにはそこの後継者となった。
こんなストーリーが想像できるホロスコープです。
もちろん、対象は空手でなくても良いし、そもそも武道でなくても良いのですが。
しかし、
ある程度の厳しさがあり、
道を歩む、
という表現が当てはまるものであることが条件。
つまり入門時には
『お客様』ではなく『初心者』として入門し、人間は皆平等とかじゃなく、自分は未熟者だと自覚している地点からスタートして、修練を積むことで成長してゆく、ということです。
この図の持ち主は、
東西南北柔軟サインですから、
どんな境遇に投げ込まれても、
けっきょく適応できるわけです。
言い換えれば、
はてしなく堕落していっても、
退廃的な境遇に適応できてしまう、
ということでもあり。
意図的に“厳しさ”を
自分の境遇に持ち込んだほうが
うまくいきます。
自分ひとりでは、
無力だし、
そもそも自分で自分に甘すぎる。
なので、他人の力を借り、
厳しい境遇に身を置くことで、
自分自身を成長させよう!
そんなふうに人生を設計するのが、
この図の持ち主には
ふさわしいでしょうよ。
最初に例にあげた“玉の輿”だって、
10ハウスの月の女性としての虚栄心を満たせる、というだけで、決してラクをできるわけではありません。
自分よりもはるかに格上の男性の家に嫁いでしまえば、ほとんど修行生活と呼べるような、厳しい結婚生活が待っていることでしょう。
アセンダント双子座は、
どうしたって“未熟者”キャラですから。
自分自身を成長させるための舞台装置がどうしても必要なのであり。
それが得られない場合は、
ある種“無軌道”な状態になってしまい、
人生そのものが方向喪失状態になってしまいます。
『尊敬できる人物に出会い』
『その人についてゆく』
という生き方を心がけてみましょう!
♡♡
♡♡
とまあ。
お祭りとか縁日とか、高校の文化祭なんかで、あたしが占い屋さんを出店している、という場面でなら、初見の図を見て即答で、これだけ答えられればじゅうぶん合格点。
500円とか1000円とかの、
占い料金をいただいて、
ありがとうございました!!!
それでじゅうぶんなんですけど。
noteでは板谷ミミィはそこそこ名の知れた占星術師になってしまっていて、お値段も1万円だったりして。
そうなると、図面を見て、その図の理想の在り方について語るだけでは不十分であり、依頼者本人がいま現在置かれている境遇にふさわしいアドバイスなどもしなくてはならず。
すくなからずそこには『余計なお世話』も含まれるんですが。
1万円いただくからこそのサービスとして、依頼者が置かれている今の状況と、そこから脱出する方法についてあれこれ考えてみることにします。
♡♡
♡♡
noteの投稿から察するかぎり、
この人は自分自身のいまの境遇に満足しているか、していないか、といえば
『まったく満足していない』
自分のいまの境遇が気に入っているか、いないか、といえば
『まったくもって気に入らない』
しあわせですか?
本人に直接聞いたわけではないですが、
しあわせだと?
ふざけんな💢💢
という感じなんじゃないですかね!
どぅにも人生が空回りしている。
どぅして
こんなことになってしまったのか??
まずは、
そんなところから説明してみます。
♡♡
♡♡
やっと気づいたんですが。
スクロールして上まで戻るのはめんどくさいので、図は何度でも掲載すればいいんですね!
でね、
この図を見て、
基本10天体を
ふたつに分類してみるのです。
地平線をさかいに、
上と下。
地平線よりも上:月、海王星
地平線よりも下:金星火星水星太陽冥王星土星木星天王星
ただし、あまりにも地平線に近すぎる場合はノーカウントにしましょう
(※地平線から前後合わせて15度以内)
すると、
こうなります。
地平線より上:月
ノーカウント:海王星
地平線より下:金星火星水星太陽冥王星土星木星天王星
個数を数えると、
こうなります。
地平線より上:1個
ノーカウント:1個
地平線より下:8個
なので、この人は半径○メートル以内の生活圏で生きる人であり、遠くへ行くことは望んでいない。
えー、と。
ちょっとこれは基礎知識に類するものなのですが、地平線を境界線としたときの上のハウスと下のハウスの意味について説明しておきます。
上のハウスが
『有名になりたい』だとすれば
下のハウスは
『無名のままでいい』
上のハウスが
『都会に住みたい』だとすれば
下のハウスは
『ずっと地元にいればいい』
上のハウスが
『出世して偉い人になりたい』だとすれば
下のハウスは
『プライベートのほうが大事』
こんなふうにですね、
上のハウスと下のハウスとでは
ずいぶんと性質が違っていてですね、
単純に、
星の数を数えてみて、
上下どちらかに極端に偏っている場合は
その人の実人生にも
そのことがはっきりと反映されます。
ちょっと具体例を出すとですね、
この方法論によると、
わたし(ミミィ)は
上のハウス:7個
ノーカウント2個
下のハウス:1個
ということになり、
そうすると、やはり、
わたしには
プライベートが無いというか
私生活が無いというか。
具体的にいうとですね、
わたしはたとえば
『休みの日に遊びに行く』のを
『楽しいとは感じられない』性質です。
スピ友同士で集まって、食事会やるとか飲み会やるとか。そーゆーのを“愉しむ”ことが、そもそもできない。
職場の仲間同士で、
『こんど飲みに行きましょーね!』
っていう話になったとしても、
実際にそれをやってしまうと、
おそろしくつまらない時間を過ごすことになるのは分かりきっているので、絶対に応じることはない。
ほかの例としては、
わたしはYouTubeで歌を歌っているのですが、それだって、わたしにとっては『作品制作』なのであり、最初から外向けに発表する前提で創っているわけです。
言い換えれば、休みの日はカラオケに行ってストレス発散!!!だとかはできない人間なのですね。
あるいは、
noteのこのアカウントは、
まもなく連続投稿1500日を迎えるのですが、
この記録を作るのに苦労した記憶はないし、達成感も特にない。
noteというのは仕事ではなく趣味の領域ですから。ふつうなら、プライベートな時間をなんとかやりくりして、noteを書くための時間を捻出する。毎日毎日それをするのは大変なことだから、連続投稿には価値がある。そんな感覚なのだと思うのですが。
わたしの場合はそもそも
『私生活がない』ので、
日々の暮らしは
『note書いたら寝る!』
だけなのですよ?!
時間がありあまってる、とまでは思わないですが。プライベートでやりたいことが無さすぎて、毎日noteを書くことを優先順位第1位にしておいてもべつに困らない、というわけです。
スマホのゲームは全くやらない、
お買い物もじつは大嫌い、
それどころか食事も嫌いなので、
生きてゆくのに困難が生じている。
わたしはそーゆー人なので。
日々の生活において
noteの投稿を最優先することが
とくに苦にならない、
というわけなのですね。
ここで元の話題に戻ると。
この図の人は、
下のハウスが強いわけでしょう?
そうすると、
有名になる、とか
すごい人になる、とかには
そもそも興味が持てなくてですね。
半径○メートル以内の
『仲間内での生活』が
充実していればそれでいい、
という人であるはずです。
最初に、玉の輿、と言ったのは
つまり大金持ちだとか名家だとかに嫁いで、結婚後はひたすら家の中のことをやっている生活になったとしても、この人はそのことを苦にしないはずだからなのです。
『籠の鳥にされてしまった』
と嘆くことはなく、それよりも
『自分の城の中身を充実させる』
ことに情熱を注ぐことになるでしょう。
自分の城、
といっても“城主”である必要はなく。
アセンダント双子座かつ
東西南北柔軟サインですからね!
まったく未知の境遇に
身ひとつで乗り込んでいって、
バツグンの適応力を発揮して
その場所に馴染んでしまえば良いわけです。
なのでね、
いまの人生がつまらないのは、
首尾よく『自分の城』をみつけて、
首尾よくそこに納まることができなかったから。
というふうに、
言えると思います。
アセンダント双子座の人というのは、
ルックスとしては若々しい外見に恵まれる“羨ましい”星座ではあるのですが。
内面性、という意味では、見るからに未熟者という感じでもあり。
かといって、自分で自分にハードトレーニングを課することで成長するのもムリなので(※なぜかというと自分に甘い)、
ここは、柔軟サインならではの適応力を活かして未知の境遇に飛び込み、与えられた環境に適応することで自分自身を育てる。
そんな生き方が適切であると思います。
わたしの知っているアセンダント双子座の人を挙げてみるとですね。
ひとりは親友のゆきちゃん、
この女性は現役のダンサーであり
ダンスのコーチでもあります。
個人的にはきっと
『ネットが普及して』
『動画撮影が安価になったから』
だと思うのですが、
いまのダンスの世界って
死ぬほどレベル高いですよ??!?
そんな世界に彼女は
子どもの頃からずっといました。
アセンダント双子座ならではの
好奇心の旺盛さと、それゆえに、すぐに脇道に逸れる性質もあって、だからこそわたし(ミミィ)とも出会うことができたのですが。
それでも、何があろうとダンスの世界から離れなかったからこそ、いまの彼女があるのは、まちがいないでしょう。
※※※※※※※※※
そーいえばむかし、
ゆきちゃんのことを記事にしてましたね
※この記事の巻末に出てくる
“占星術うさぎの穴”は、
だいぶ前に活動を停止しております。
※※※※※※※※※
もうひとりは、
グラビアアイドルの小池里奈ちゃん。
この子は10歳のときに芸能会社の社長にスカウトされたとかで、成人後に活動休止期間もあったものの、基本的には現在も同じ活動を続けているようです。
歌手やドラマの主役などではさほど芽が出なかったものの、写真のモデルとしての評価だけはデビュー以来ずっと高いままで、言い換えれば、否応なくカメラの前に立たされることが、この人の自己成長に繋がった、というわけです。
彼女自身は、グラビアアイドルになりたいなんて、すこしも思っていなかったはずで。しかし与えられた境遇に飛び込むことで、みごとに人生を軌道に乗せたわけですね。
さいごのひとりは、
先月のクライアントだったkaoriさん。
この人は、見るからに専業主婦が向いている配置なのですが。
1ハウスの月が強く影響して、
何事にもすぐに右往左往してしまい、
だから人間関係においては、決して主導権を握ることはできないのですが。
それにもかかわらず、
というか、“たとえそうだとしても”
家庭、という自分の城に納まり、
家のなかのことを毎日毎日こなしてゆくことで、本人は日々成長してゆくことになるわけです。
こんなふうに、
アセンダント双子座の人は、
『未知の境遇に飛び込むことで』
自分自身を成長させるのが良く。
そんなわけなので、
いまからでも
『未知の境遇に飛び込む』ことを
わたし(ミミィ)としては
おすすめします。
世の中にはいろんな人がいるから、
きっと例外もあるとは思いますが。
基本的には、
人間というのは、
生まれ落ちた時点での
『ありのままの自分』などというのは
まったく使い物にならないほど、
弱っちくてですね。
何らかの形で
自分自身を成長させるのが望ましく。
もしも
存分に自分自身を成長させることが
できなかった場合には、
生活環境そのものが淀んだ、腐った感じのものになってしまい、人生はつまらないものになってしまいます。
そんなわけで、
『若いときの苦労は買ってでもせよ』
という格言は、
けだし名言なのでありました────。
♡♡
♡♡
さて。
ここまでで前半終了。
今回の記事では
『あなたには自己成長が必要』
『そのためには未知の境遇に飛び込んでみなさい』
ということを書いてみました。
このホロスコープの特徴として、
東西の地平線に沿うように
ドラゴンヘッド-ドラゴンテイルがあり、
それと直交している月-水星。
これを“グランドクロス”として読むこともでき、じっさい、ドラゴンヘッド-ドラゴンテイル-月から影響を受けている水星はかなり秀逸だと思います。noteの投稿を見ていても、文才だけは強く感じます。
(※同時に自分自身に対して捨て鉢な雰囲気も強く感じさせられます)
ただ、
地平線の上下で星を分類してみたとき、
よりによって
『上にあるのは月だけ』
なんですよね。
ほかの星々は下のハウスにあって、
半径○○メートル以内の人生を望んでいるのに、月だけが、
『そんなのイヤだ!!!』
と叫んでる。
しかし、
月というのは“妄想する”だけで、
具体的に行動したり
現実化させたりするのは、
ほかの星々の仕事なのです。
なので、
月の“妄想”(≒願望)を
ほかの星々が拾ってくれないから、
ないものねだりが止まなくて、
そのことが人生を空回りさせているのではないかな??
何より、
ホロスコープによって自己成長を語るなら、主役は月であり太陽。
月に振り回されている状態から
月を飼い慣らしている状態へと
“自分自身を進化させる”ことが
必要で。
それには、
自分自身=月、
という状態から
自分自身=太陽
という在り方へと、
シフトしなくてはならない。
このホロスコープでは
月だけがやたらと目立つ位置にあるので
月に“振り回されている”かぎりは
何もかも上手くいかないのよ??
つづきます💖💖💖
お金あげるの大好きー✨✨✨ お金もらうのも大好き💕💕💕💕