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流浪の月という物語に出会えて良かった。

様々なところで、読書家の方たちが「近年の中で抜群の存在感がある」本として紹介していた凪良ゆう著の「流浪の月」

読み終えたあと、ぐらんぐらんと揺さぶられ続けた気持ちの波に呑まれ

私は次の日も、何を考えて生きてきたのだろうという衝撃と、自分の考えの浅はかさに溺れていた。

流浪の月の良さは、文章の美しさは勿論、現代社会の「想像力の無さ」という問題が儚く、時には苦しく、心の中にめり込むように入ってくる。自身への問いかけをもたらすような感情移入の出来る作品である。

2人の主人公の視点を知った時には、どれほど自分が、世界を自分の価値観だけで補完しようとしていたか、これまでどれだけ決めつけのような間違いを侵しただろうか、といった類の現代社会に欠けている想像力の欠如という問題提起をされた気分であった。

内容について、詳しくは書かないが、のめり込むように一日で読めてしまう本。

ステイホームのお供に、綺麗な花と、アイスクリームと、流浪の月を。

#読書感想文  

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みこと
サポートの使い道は、思考の整理整頓のために使用したいと思います。主に文具や、お供のコーヒーに使いたいです。