見出し画像

ウォーキングで一番悩むこと 〜今年の締めくくりに〜


今年もたくさん歩きました。

1日10000歩ペース、達成しました!


↓歩き始めはこちらです


記録を調べたところ、今年一番多く歩いた日の歩数は、17925歩でした。
4月下旬の晴れた日で、ウォーキングにはちょうどいい気候だったのを覚えています。

その日は、谷中周辺で用事がありました。
せっかく行くならと、上野駅公園口から、上野恩賜公園を歩き、不忍池まで降りて谷中に向かうというコースで歩いたのでした。


国立西洋美術館前にある
ロダンの『考える人』
国立西洋美術館前にある
ロダンの『地獄の門』
上野東照宮の石段
上から
上野東照宮の石段と
不忍口鳥居


この辺りは森鴎外の『雁』の舞台になったところです。
私は森鴎外作品、特にこの小説が好きなのです。

登場人物の一人である東大医学部生の岡田は、上野の近くに下宿しており、だいたい決まった道を散歩しているのでした。

… 岡田の日々の散歩は大抵道筋が極まっていた。寂しい無縁坂を降りて、藍染川のお歯黒のような水の流れ込む不忍の池の北側を廻って、上野の山をぶらつく。それから松源や雁鍋のある広小路、狭い賑やかな仲町を通って、湯島天神の社内に這入って、陰気な臭橘寺の角を曲がって帰る。しかし仲町を右へ折れて、無縁坂から帰ることもある。これが一つの道筋である。…

森鴎外『雁』より

「お歯黒のような水」という表現が印象的で頭に残っています。

後から気づいたのですが、東照宮の石段も、印象的なシーンで出てきます。
「あの場面はここだったのか!」と、感慨深いものがあります。

岡田の散歩コースについてのブログや動画を時々見かけますが、小説の舞台になったところを、歩いてみるのも、楽しそうですね。

いつものウォーキングとは違った味わいが出てきそうです。



さて、好きでやっているウォーキングですが、悩んでいることがあります。

時間がかかることです。

これは当初から、というより、始める前からわかっていたことです。
今さら、という話です。

ですが、今年はやりたいことが多かったせいか、以前より悩むことがあったのです。

体力や、生活状況は変化してきます。
そして、なぜか時間の進み方は年々速まって(いるような気がして)います。

ウォーキングには一定の時間を取られてしまうため、躊躇する人や続けられなくなる人が多いのも当然だと、あらためて感じているところであります。



とはいえ、こうしないといけない、ということはないですし、健康のためなら、もっと短時間で効率的なやり方もあります。

もし気分転換や、快眠を促すためなら、かかる時間は場合によりけりです。

一方で、散歩を楽しむ、という考え方なら、ある程度の時間はやはり必要だと思われます。


結局、何を目的で歩くのか、生活において何を優先するのかによることなのですね。



来年も、ゆるゆると、自分にとっての心地いいウォーキングを考えていこうと思っております。


今年1年、私の記事を読んでくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

良い年をお迎えください。



追記:見出し画像は、「みんなのフォトギャラリー」から選択し、
yasmagic_ring さんからお借りしました。ありがとうございます。

追記:コングラボードをいただきました!
お読みくださった皆様、ありがとうございました😊



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集