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mikieee
2021年5月5日 15:04
だめだなあ。もっとたくさん背負えるように空っぽになりたい。手の内になにもなくていいし、なにも手に入れていなくていい。 お気に入りのカバンもピアスも、ネックレスもわたしを縛るものは全てこの世から消えてしまえば身軽になれるのにな。 大切なものをずっと抱えるために、内部を空っぽにするわけなんだけど、空っぽにするってことは、いま大事なものを一回全部捨てることだから圧倒的に矛盾してるんだよなあ。
2021年4月22日 21:22
いつもは早足だけど今日だけは時速を下げてみる。 もうちょっと散歩しませんか?って口で言うか迷う。 言えないのも分かってるけど、言うギリギリまで迷ってみる。 他の用事でまた来週会えるのを言い訳にする。本当は帰りたくないけど、一緒に居ても何を話したらいいか分からないから、なにも言えなくなる。 ちょっと間が空いたり、うまいことが言えないと、とりあえず今の時間だけはその場を埋めるだけの言葉を
2021年4月13日 03:52
書きたいことはたくさんあって、でも書いて外部に排出しないと内部から腐ってしまうことは今はない状態にある。もしかしたらこれは一種の安寧とラベルを貼ることはできるかもしれないが、何かに対して明瞭さを持っているわけではないので、バラバラのジグゾーパズルみたいに、一部分だけ繋がっていて、全体像は見えない。だからこそ今日は少しだけ長めに並べたい。前提条件、こう思うけれど、こうかもしれない。そんな思考をして
2021年4月2日 02:51
歩いた歩数をカウントするかの様にたくさんの言葉が紡がれ、その度にそれぞれが見えている世界を共有しあえた気がして嬉しかった。今日はそんな話をしよう。 わたしの物語には、突如としてそれらぜんぶを攫っていく人物の登場はあまりない。だから今思うと羊くんとの出会いは人生の転換期のはじまりだったのかもしれない。 とはいえ、彼がどのような過去を過ごし、わたしとどこで出会ったのかに関してここに記すつもり
2021年3月28日 05:31
早朝5時。さっきまでパソコン作業をしていたからなんだか変に目が醒めてしまって、なんとなくベランダに出る。ついでになんとなく見上げた空の、濁ったグラデーションの青が形容するにはあまりにも複雑で、とても美しかった。 徐々に、そして確実に朝へと向かっているその空を見て、当然のように夜の終わりと朝の始まりを実感する。1番反対方向にいると思われるものはいつだって隣り合わせて、終わりと始まりもその例外で
2020年8月20日 00:11
君と連絡を取っていたのが丁度1週間前だから、ああもう7回も1人の夜を過ごしてしまったんだ。日に日に君と共有した時間が友だちとのLINEに埋もれる。なんでそんな思わせぶりなことするくせに7日も放っておくんだろう。そんなツレないところもそそられるんだけれど。若い男女が複数人集まって、恋愛の話をしないことなんてあるんだろうか?って思うくらい、そうやって寂しい夜を埋めるよね。まだ青くて悟ってないから
2020年8月18日 00:04
「好きなように話していいんだよ」なんて言われたって、好きなように話す方法を知らないから出来ないんだよ。もっと自由に、とか思ったことを言っていいとか、そんなこと今更言われたって出来るわけないじゃん。小さい頃はあれだけ決まりとレールで雁字搦めにした癖に都合がいいなあ。だから絶対子供にはそんな思いはさせない。あ、違うわ。そもそも子供なんて作らなければいいんだ。親の血は許せないし、だから自分の血が許せ
2020年7月18日 20:40
仕事帰りに喫茶店に行って、ぬるくなってゆくアイスコーヒーをだらだらと飲む。実はその時間が至福だったりする。なんというか、コップにくっついている結露を見ていると、拭き取られるだけの存在と心を通わせられる気がしてくる。いや、もはや拭き取られさえされず、洗われるかもしれない。でもそれならこの結露は、なんのために生まれてきたんだろう。冷えたアイスコーヒーが常温の場所にいる代償として涙を流しているのだ
2020年7月5日 00:15
心の換気が足りていないから、宛先のない言葉がナイフとなって突き刺さる。仕事終わりに立ち寄った定食屋さんで飛び交う外国語に、ビールが遅いとイラつくおじさんに、怯える。別に自分に対してのアクションじゃないけど、心の通気性が悪いと、そんな些細なことでも詰まりを起こす。グラグラする椅子で一生懸命バランスをとって、その場をやり過ごす。男の人ってもしかしたら、力でねじ伏せてやるっていう自分へのお守りがあ