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都会の中の小さな気づき

今日は土曜日。パリの気温は23℃で暑すぎず、日差しが強いけどとても爽やかな春の陽気だった。

本当は散歩に出たいところだが、ここはぐっと我慢。ひとまずアパートの窓を全開にして、中に入ってくる明るくて暖かな日差しと心地よい風を思う存分楽しんだ。

今日、素晴らしかったのは窓の外から聞こえる鳥のさえずり。鳥もこの素晴らしい週末の天気を非常に喜んでいたようで、とても美しい大きな声で朝からずっと歌いながら、もう、随分と長い間外出制限を強いられてちょっと疲弊気味の私たちの心を和らげてくれた。

その後、一瞬だけ大きな雷とにわか雨が降ったのだが、その後パリには大きな虹が出たようだ。私は残念ながらそれを直接見ることは出来なかった。

雷雨の後、買い物に出かけた。道ですれ違う女性数人が花束を持っていたのでどこで買えるのかが知りたくて行ってみたら、ある花屋のショーウィンドーにピンクの濃淡が美しい二種類の芍薬の花が大きな籠に入って飾られていた。

どうやら予約のお客さんのために1時間だけお店を開けていたようで、私もお願いして薄いピンクの方を少し分けてもらった。


暖かい日差しと心地よい風、鳥のさえずり、草木の匂い。

都会の中の小さな気づき。

自然って一瞬でこんなにも人の心を穏やかに、そして明るくしてくれるものなんだと、改めてその偉大さと大切さに驚いた一日だった。


飛行機の離着陸時にベストな風向きは実は「向かい風」。

先ほど、ひとりのフォロワーさんからいただいた素敵なメッセージを見ながらふと、あることを思い出した。

飛行機が離着陸する時に最適な風向きは意外なことに「向かい風」なのだ。

これはどうやら、翼に風を受けて発生し、飛行機が飛ぶのに必要な「揚力」は「向かい風」によって効率的に得られ、「向かい風」が強いほど「揚力」が増大するからなのだそうだ。

「揚力」が大きくなれば、短時間で離陸速度に達するので滑走距離は短くて済む。意外かもしれないがこれは航空力学の基本らしい。



もしかしたらこの力学は人間にも当てはまるのではないかと、ふと思った。



今、世界中の人々が今まで経験したことのないような大変な事態の最中にいる。健康への不安、経済的な不安、将来への不安。全てが初めてのことなので本当にみんなどうして良いのかわからない。

でも、冷静になって、最後まで諦めずにこの逆境に立ち向かっていけばいつか、ふっと、解決策が見える時がくる。

逆境に立ち向かう時、ここ一番の時には「踏ん張り」が必要だ。しかし無駄な力は要らない。むしろこの逆境を「利用」して今までよりも高く、そして遠く飛んでいくのだ。

チャンスは必ず巡ってくる。

この不安な状況の中冷静になるのは大変なことかもしれないが、この逆境を受け止め真摯に物事に取り組みながら、決して諦めることなく静かにその時を待つのだ。









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