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【偉人の要約】結局これ。スティーブ・ジョブズが1番大切にしていたこと
スティーブ・ジョブズが亡くなる1年前、彼は自分自身に1通のメールを送っていました。
MacやiPhone、ピクサーで数々のIT革命を起こした天才が、最後に伝えたかったメッセージとは何だと思いますか?
今回は、ジョブズが遺したその最後のメッセージを紐解き、Appleを成功へと導いた彼の哲学を深堀っていきましょう。
👇こんな人にオススメ👇
・スティーブ・ジョブズが好きな人
・初心に返りたい人
・真の意味で成功したい人
🔶1. 人間は1人では生きられない
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ジョブズは最後の自分へのメッセージに、このように記していました。
私は、自分が食べるものを作ったことがほとんどない。生きている者も死んでいる者も、私はこの人類を愛し、賞賛している。
ジョブズが遺したのは自身の功績や成功哲学、10年後のビジョンでもなく、「自分は誰かのおかげで生きている」という感謝の気持ちでした。
世界を最も変えた男でさえ、他者との深いつながりと依存を認識していたのです。
ジョブズは、成功を「成し遂げる人」と「夢見る人」を分けるたった1つの習慣についてこう語りました。
僕は12歳のとき、ヒューレット・パッカードの共同創業者であるビル・ヒューレットに電話をかけました。
「こんにちは、僕の名前はスティーブ・ジョブズです。 歳は12歳の学生です。周波数カウンターを作りたいんですけど、余っている部品があればもらえませんか?」
ビル・ヒューレットは笑って、余っている部品をくれたんです。(中略)
多くの人は助けを求めるために受話器を持って電話をかけようとしません。ほとんどの人は助けを求めません。それが時に、何かを成し遂げる人々と、ただ夢見る人々との違いとなるのです。
誰も1人で大きな成果を上げることはできません。助けを求めることは、長期的でWIN-WINの関係を築くための第一歩です。
結局のところ、世界がどれだけ進化しようが、人間は協力し合い、助け合うことでしか生きていけないと、ジョブズは教えてくれていたのです。
🔶2. 他者との繋がりが良いものを作る
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しかし、現代の風潮はそれと全く逆です。自己啓発書やビジネス書を否定するつもりはありませんし、個人の責任は重要です。
ただ、最近は他者に助けを求めることは弱さの表れであり、人は1人でも孤独に生きていけると信じ込ませるようなメッセージが多いと僕は感じます。
ジョブズでさえ、1人で成功できたわけではありませんでした。
iPodや、iPhoneなどの斬新なデザインの製品は、全てジョブズ自身によって考えられたものだと思われがちですが、それは違います。
実はジョブズには、共にクリエイティビティを発揮する仲間がいました。Appleの元チーフデザイナーのジョニー・アイブです。
尋常ではない多忙さの中、唯一、ジョブズがiPhoneの電源を切っていたのがアイブとの時間でした。
誰かがスティーブを探している人がいるとき、あるいはスティーブと電話で連絡が取れないとき、必ずと言っていいほど彼がいた場所はただひとつ、アップルの元デザイン最高責任者ジョニー・アイブのオフィスでした。(中略)
みんな躍起になって、スティーブと連絡を取ろうとしたり、会議に出させようとしたものです。ジョニーとの時間は、スティーブに笑い、想像し、創造し、新たな自由を感じる空間と機会を与えていたのです。
ジョブズは情熱的で先見の明があり、強い信念を持っていましたが、彼も完璧ではありませんでした。
他者との建設的なコミュニケーションがあったからこそ、ジョブズはApple製品を世に送り出すことができたのです。
🔶3. 真のリーダーシップは信頼である
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特に日系企業では、ダースベイダーのようなリーダーシップ手法が取られがちです。
◇ベイダーとデス・スター建築責任者の会話◇
「デス・スター建造遅れの督促に来たぞ。」
「そう仰られても、人員が全く足りません。」
「ほぉん。陛下はわしほど寛大ではないぞ?」
・・・
「シフトを倍にして働きますッ!」
これを権威主義的リーダーシップと呼びます。
特徴は以下の通り。
・部下に一方的に命令する
・部下からの提言は不可
・命令を達成できなければ懲罰
このリーダーシップは結果のみを追求するものであって、創造性や、部下の満足度は非常に低い傾向があります。また、リーダー不在時には生産性が低下しがちです。
ジョブズはそのようなリーダーシップ手法を取りませんでした。
ジョブズはApple社の成功要因についてインタビューされた時、こう述べています。
いいアイデアが浮かんだら、それを動かして、100人ほどの社員に議論させ、彼らがどう考えるかを僕は見る。様々な知見を持つ人を集め、様々な角度からフィードバックさせるんだ。(中略)
優秀な人材を雇って、何をすべきか指示するなんてナンセンスだ。優秀な人材を雇うのは、彼らが僕たちに何をすべきかを指示するためなのだから。
ジョブズは、一緒に働く仲間と彼らのアイデアを信頼していました。Appleの成功は、共に働く仲間あってこそ成し遂げられると理解していたのです。
ダースベイダーもそうしていれば、第二デス・スターは完成していたかもしれませんね。
🔶まとめ
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私たちは先人たちや現在の周囲の人々、そして未来の人々のおかげで生かされています。
このnoteも、あなたが読んでくださるから書く事ができるんです。😊
スティーブ・ジョブズの最後のメールは、「孤高の天才という考えが幻想に過ぎない」ことを思い出させてくれます。
✅人は一人では生きられない
✅他者との繋がりが良いものを作る
✅真のリーダーシップは信頼である
これらの教訓を忘れて傲慢でいると、プライベートでも仕事でも孤立してしまうかもしれません。
だからこそ、周りの人々への感謝と謙虚さを大切にしながら生きていきたいですね。
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