愛は祈りだ。「好き好き大好き超愛してる」レビュー
定期的に読み返している小説がある。
「好き好き大好き超愛してる」
この小説は冒頭の文章が神がかり的に美しい。
この小説を初めて読んだのはたぶん10年くらい前。
当時私はとても悩んでいてネガティブ沼へ両足が浸かり始めた頃に、Amazonのオススメで出会ったこの本。
ラノベみたいなチャラい表紙だけど、何か気になって買ってみて、ページをめくって、上の冒頭の文章を読んで号泣した。
このページからあふれでる愛が私にも伝染した。
あぁ…私は本当はこんなふうに人を愛したかったんだ。
この世界の色んな人、共通点がある人、ない人、違いがある人、気の合わない人、関わりたくない人、どーでもいい人、みんなひっくるめて、幸せになってほしいと思ってるんだ。
こんな愛の人にはとてもなれないけど、どうやったらなれるのかもわからないけど、でも本当はこんなふうに誰かと愛を交わしたかったんだ。
読みながらそんなことを思って、涙があふれてきたのを覚えている。
あれから10年たって、今も色んなことに悩んだりはするけれど、でもやっぱり自分が生きる上で、他者とこの世界で生きる上で、とっても大切にしている価値観がここに刻まれているなぁと思う。
この美しい文章は、色んなことがあってもこんなに世界は愛なんだよって教えてくれてる気がする。
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