習慣化に影響を与える3つのリズム
習慣化の難しさは、習慣化の邪魔をする要因があれこれと多くて、これさえやれば習慣化できるという具体的で再現性の高いノウハウや攻略法が存在しないからです。
今回お伝えする内容に関しても、当然、一撃必殺技的な話ではないのですが、ここを意識するとしないでは結果を大きく変えてしまうものです。
それは
生活のリズム
行動のリズム
自分のリズム
の3つのリズムです。
生活のリズム
生活のリズムとは、毎日の生活の中で決まった時間に行う行動のことです。
今ある生活のリズムに、新しく習慣化を目指す行動を馴染ませていくことは、習慣化の近道です。
実際は人それぞれですが、一般的なパターンとしては
■朝のリズム
朝は一日の始まりで、自分の中でのエネルギーが高い・満タンの時間帯なので、朝にやりたいことを組み込むことで、自然に続けやすくなります。
■昼のリズム
昼は集中力が続きやすいギリギリの時間帯ですが、食後からは徐々にエネルギーの減少を感じやすくなりますので、昼休みには、仮眠などのリフレッシュするための工夫を取り入れることが大切です。
■夜のリズム
夜はエネルギーが残り少なくなるので、頑張るよりも、一日の疲れを癒す時間として、難易度の低めの行動を選んだり、リラックスするための行動を組み込むことで、質の良い睡眠につなげることができます。
こんな風に、ただ計画を立てるのではなくて、ご自身の生活のリズムも考慮すると、スムーズに行動できるようになります。
行動のリズム
行動のリズムとは、日々の行動やタスクの順序やタイミングのことで、これをうまく調整することで、習慣化しやすくなります。
■タイミングを見極める
行動を行うタイミングはかなり重要です。
自分が一番集中できる時間帯や、エネルギーが高い時間帯に最適な行動を取り入れたり、「動の行動」と「静の行動」をどう組み合わせるのが、より心地いいのかを意識するのが効果的です。
例えば、瞑想を習慣化するのに、朝起きて仕事に出かける準備ができてから瞑想をする人はいないし、ウォーキングなら、心と頭の整理がしたいのか、運動重視なのかで実施のタイミングが変わるみたいな話です。
■ルーティン化する
これは、そのまんまですが、行動のルーティン化を目指すことは、当然習慣化に直結します。
例えば、毎日決まった時間に運動をする、食事をするなど、一定のパターンや時間縛りを実現できれば、間違いなく行動が定着しますので、連鎖する行動のイメージを常に持っておきましょう。
自分のリズム
自分のリズムというよりも、バイオリズムと言った方がイメージしやすいですよね。
誰でも、体内時計やエネルギーのサイクルで動いているので、自分のバイオリズムを理解し、それに合わせた行動をすることで、習慣化がスムーズになります。
■エネルギーのピークを活用する
人にはそれぞれエネルギーのピークの時間帯があります。
どうも遺伝子レベルで朝型の人、夜型の人がいるそうなので、自分のエネルギーが高い時間帯を見つけて、その時間に習慣化したい行動を行うと、続けやすくなります。
身も蓋もないですが、生粋の夜型の人が朝活の習慣化を目指すことに、そもそも無理があるという話ですね。
■体のサインに耳を傾ける
体のサインに耳を傾けることはとても大切で、疲れを感じたときは無理をせず、休息を取ることが重要です。
無理に続けると、行動の継続が苦痛になって続けるのが難しくなるだけでなく、習慣化に失敗した際には、自己否定や自己嫌悪などの間違えた反応につながるリスクがあります。
体調を整えることも習慣化の一部と考え、バランスを取りましょう!
■サイクルを意識する
バイオリズムには日ごとのサイクルだけでなく、週や月単位のサイクルもあります。
自分のエネルギーレベルや気分の変動を観察し、そのサイクルに合わせた計画を立てることで、無理なく習慣化を進められるようになります。
まとめ
習慣化に影響を与える3つのリズム、生活のリズム、行動のリズム、自分のリズム(バイオリズム)については、それぞれを常に意識してうまく活用すれば、習慣化の達成率を上げることができます。
習慣化の過程では、具体的な行動計画をどう立てるのかに加えて、環境整備の良し悪しも非常に重要ですので、頭の片隅に!
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