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ビタミンB3のポジティブとネガティブな副作用 No.12
エイブラム・ホッファー博士の論文を翻訳しました。
昔、FBへ投稿したのをこちらにまとめておきます。
No17までありますのでお楽しみに!
今回はNo.12です。
ナイアシンの糖質代謝への作用
1960年以前、糖尿病においてナイアシンが耐糖能を亢進させるという報告がありました。
それは、糖尿病の患者の3分の1はインスリンの必要性がわずかに増加し、
3分の1には変化はなく、残り3分の1はインスリンの必要性が減少した
というものでした。
また、糖尿病の兄弟は、経口ブドウ糖負荷試験で、異常を示す傾向が
より高くなりやすいことが示されました。
パーソンズは、経口血糖降下剤を服用している糖尿病の患者への
ナイアシン投与は影響がないことを発見しましたが、
1型糖尿の病患者には不適切であると判断していました。
私は、1型糖尿病の患者のコレステロール値を低下させるため、
また糖尿病の後遺症予防としてナイアシンを投与を試しました。
それは非常に効果的であるという結果となりました。
Elamらは、
「ナイアシンは糖尿病の患者の脂質修飾用量に対して安全に使用できる。
ナイアシン療法は公認はされていないが、高トリグリセリド血症
または低HDL-Cのレベルを十分に補正できない糖尿病患者において、
スタチン系薬物またはフィブラートの代わりとして考慮できる」。
としています。
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