新たな研究により、コンドームや潤滑剤に不妊やガンの原因となる有害化学物質PFASが含まれていることが明らかになった
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new study reveals condom, lubricants contain toxic chemicals causing infertility and cancer© Provided by Times Now
出典
https://www.msn.com/en-in/health/health-news/new-study-reveals-condom-lubricants-contain-toxic-chemicals-causing-infertility-and-cancer/ar-BB1qPTZ7
最近の調査で、いくつかの有名ブランドのコンドームや潤滑剤から、
驚くべき濃度で有毒なPFAS化学物質が検出された。
この調査は、消費者擁護団体であるMamavationによって実施された。
調査の結果、Trojan Ultra Thin Condoms(トロージャン・ウルトラ・シン・コンドーム)やK-Y Jelly Classic Water-Based Personal Lubricant(K-Yジェリー・クラシック・ウォーターベース・パーソナル・ルブリカント)を含む様々な性と生殖に関する健康関連の製品からPFASが検出された。
調査結果によると、PFASの濃度は
Trojan Ultra Thin Condoms(トロージャン極薄コンドーム)と
Union Standard Ultra Thin Lubricated Male Latex Condoms(ユニオンスタンダード極薄潤滑男性用ラテックスコンドーム)で特に高かった。
Lola Tingling Mint Pleasure Gel(ローラ・ティングリング・ミント・プレジャー・ジェル)などの他の潤滑剤にも、有害な化学物質が含まれていた。
ご存じない方のために説明しておくと、
PFASは約15,000種類の合成化学物質の一種で、
水や汚れ、熱に強い製品を作るために使用される。
環境中で自然に分解されず、体内に蓄積しやすいため、
永遠の化学物質とも呼ばれている。
以前、環境保護庁の毒物学プログラムを運営していたママベーションの科学アドバイザー、リンダ・バーンバウムは報告書の中で、ペニスと膣の皮膚は薄く、臓器には血管が多いため、PFASにさらされるのは特に危険な臓器であると述べている。
また、「膣とペニスは信じられないほど血管の多い部位であり、これらの部位への経皮暴露は体の他の部位よりも高いことが多い 」と書いている。
PFASはまた、低体重児出産、精子数の減少、妊娠誘発性高血圧に関連する生殖毒性物質であり、内分泌撹乱物質であると考えられている。
グリーン・サイエンス・ポリシー研究所のテレサ・ハインツは報告書の中で、「女性の生殖管がコンドームに含まれる化学物質の一部によって汚染されることは化学的に確実である 」と述べている。
PFASは衣料品から化粧品、食品包装に至るまで、何千もの消費者製品に使用されている。
しかし現在、消費者擁護団体からの圧力が、化学物質の使用を中止するよう業界に圧力をかけている。
一方、米国とヨーロッパで販売されている多くのタンポンブランドから、
有害な鉛やヒ素を含む金属が検出され、数百万人が使用している生理用品への懸念が高まっている。
学術誌『Environmental International』に発表された調査結果によると、
米国、英国、ギリシャの大手オンライン小売業者や店舗で購入された14ブランドのタンポン30個を対象に実施されたテストでは、鉛が広範囲にわたって検出された。
「我々の調査結果は、製造業者によるタンポン中の金属の検査を義務付ける規制の必要性を指し示している」と研究者たちは書いている。
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