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フィンランド母子研究留学の軌跡

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#ポスドク

【🇫🇮子育て】娘がネウボラで4歳児検診を受けた

【🇫🇮子育て】娘がネウボラで4歳児検診を受けた

Moi! フィンランドで歯科不安の研究をしている小川美香です。

今週、娘の4歳時検診のためネウボラに行きました。ネウボラとはフィンランド親子が妊娠期から就学前まで利用する医療、保健施設です。フィンランドの福祉制度として有名なネウボラの体験記を記録してみます。

ネウボラとは?フィンランドのネウボラ制度は母子とその家族を妊娠期から就学前までワンストップで切れ目なく支援するとして、世界的に評価が高い

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【🇫🇮ポスドク】SYS-LIFEのInduction dayに参加した

【🇫🇮ポスドク】SYS-LIFEのInduction dayに参加した

こんにちは。フィンランドで研究員をしている小川美香です。

先日記事にしたように、私はトゥルク大学とEUの共同出資プログラムSYS-LIFEのメンバーとして研究活動をしています。

先日、Induction day なるものに参加しました。馴染みのない単語だったので調べたところ、イギリスでは新学期の最初の1週間を、新しい環境に慣れるための導入期間としてInduction dayと呼ぶのですね。

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【🇫🇮ポスドク】マリーキュリーアクションとSYS-LIFE について

【🇫🇮ポスドク】マリーキュリーアクションとSYS-LIFE について

先日、私がメンバーに選出されたポスドクプログラムSYS-LIFEのオリエンテーションに参加した。

SYS-LIFEはEUが創設した研究奨学金制度:マリー・スクウォドフスカ・キュリー・アクション (MSCA)とトゥルク大学の共同出資ポスドクプログラムである。

MSCAは欧州の学術界において最も競争力、権威あるフェローシップの一つであるが、日本ではあまり知られていないように思う。

そこで今日は、

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トゥルク大学とEU共同出資ポスドクプログラムSYS-LIFEと2つの民間財団助成金に採択された

トゥルク大学とEU共同出資ポスドクプログラムSYS-LIFEと2つの民間財団助成金に採択された

私のポスドク期間が3年間延長された話。

私の海外ポスドク生活の扉を開いていただいた上原生命科学財団の奨学金の期間は1年であった。ポスドク生活を続けたければ1年以内に新たな奨学金/ グラントを獲得する必要がある。

フィンランドでも研究者は競争的研究費を獲得する必要があることは日本と変わりなかった。大学が毎月送ってくる助成金情報をにらみながら、助成金申請を続けた。フィンランドが福岡県と同程度の人口

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