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ちょいちょい書くかもしれない日記

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2024年11月の記事一覧

ちょいちょい書くかもしれない日記(すたすた)

ちょいちょい書くかもしれない日記(すたすた)

朝、弟からのショートメール着信で目覚めた。
施設から連絡で~、という始まりで、また母に何かあったのかとドキッとして眠気がたちまち去った。
でも、続く文言は、「突然母がスタスタ歩き出して、そのままそこそこの距離を歩いて転びかけたらしい」だった。
いやもう何て? 支えなしに歩ける日は来ないだろうとか聞いてたんですけど……?
人体の無限の可能性というやつか。
というか、転倒、ダメ、絶対。気をつけてー!

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ちょいちょい書くかもしれない日記(夢だけど)

ちょいちょい書くかもしれない日記(夢だけど)

いつもは夜明け頃に5匹の猫の誰かに起こされ、朝食を出すのだが、今朝は6時半に自然に目覚めはしたものの酷く身体が重かった。
猫たちも皆、まだ寝ているようだ。
長男猫など、私の腹枕ですよすよと寝息を立てている。
ならばと二度寝を決め込んだところ、夢を見た。
夢なのでどういう設定なのかはさっぱり不明なのだが、とにかく私が旅立つことになっており、まだ元気な頃の母が、「じゃあ、頭を洗って髪を切ってあげる。旅

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ちょいちょい書くかもしれない日記(ミスを誘う女)

ちょいちょい書くかもしれない日記(ミスを誘う女)

もしかしたら、私から相手の仕事を妨害する電波か何かが出ているのだろうか。
先日、母の免許経歴証明書の住所変更手続きを所轄署に記載ミスされるという珍しい経験をしたわけだが、昨夜、帰宅して郵便物をチェックしていたら、今度は郵便局から、「先日のお母様の住所変更の件、手続きにこちらのミスがありましてもう一度ご来局ください」という速達が届いていた。
まじか。
両方とも、確かに私が行かないとどうしようもないん

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ちょいちょい書くかもしれない日記(ランチ)

ちょいちょい書くかもしれない日記(ランチ)

ランチをいただくために上京した。
貴族か。
いや、実際はそんな優雅なものではなく、緊張しながらの大事な打ち合わせである。
そもそも朝から、在来線が「小動物と接触した」ため遅延しており、余裕を持って新大阪駅に到着するよう予定を組んでいたとはいえ焦った。 
あとで、接触したのは鹿だとアナウンスがあった。
小動物……? 子鹿だったのかな。かわいそうに。

平日だというのに新幹線は混んでいた。
紅葉シーズ

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ちょいちょい書くかもしれない日記(五十日)

ちょいちょい書くかもしれない日記(五十日)

朝イチ、母の病院受診に付き合う。
退院後の経過を診て貰うためだ。
施設では、ベッドの手すりにタッチセンサーを掛けてある。
母が立とうとしてそこに手を掛けると、職員さんが誰かすぐ来て、介助してくれるらしい。たいていはトイレだ。
おかげで今のところ、再転倒も脱臼もしていない。
診察の結果、経過は歳を考えればまあ悪くはないけれど、転倒リスクは少しも減っていないし、脱臼リスクも常につきまとうので、気をつけ

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ちょいちょい書くかもしれない日記(タコパ)

ちょいちょい書くかもしれない日記(タコパ)

いつもより少しだけ遅く起きて、猫たちを世話をして、ふと落ち葉は……と外の溝を見たらえらいことになっていたので、とりあえず掃除に取りかかった。
たちまち45リットルの指定ゴミ袋2つが満杯になる。
ゴミに出そうかと思ったが、まあまあいい葉っぱばかりだったので、腐葉土になってもらおう。
久しぶりに会ったお隣の旦那さんに、「大変やったねえ色々」と言われた。
小さな街なので、特に何も言わなくても噂は巡る。

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ちょいちょい書くかもしれない日記(ホリデイ)

ちょいちょい書くかもしれない日記(ホリデイ)

どうしても母に会わせろ、でないと住所変更には応じられないという証券会社の相手に疲れ果て、じゃあ近いうちに面会を設定しますね……と返事をしたところで激動の週が終わった。
親の弱った姿をよそさまに見せたくない、晒したくないという気持ちを汲んでくれんか……あとむしろこっちのほうが重要だけど、仕事で色んな人に会う君たちが、施設に感染症を運んでくる可能性もそれなりにあるのよ。
家族以外の面会に塩な施設に頭を

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ちょいちょい書くかもしれない日記(売買)

ちょいちょい書くかもしれない日記(売買)

実家を手放した。
正確に言えば、私が、ではなく、実家を相続した母が、珍しくきっぱりと売却を決断し、私を代理人に指名したため、代理で売買契約を実行してきたのである。
お金がかかわることだと目がクワッと見開くのは凄い。
親子でも、きちんと司法書士さんに入ってもらい、万全の状態で代理人になれて安心だったが、母には残念な気持ちもあっただろう。
母としては、私か弟が引き継いで住んでくれたらいいのに、と願って

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ちょいちょい書くかもしれない日記(市役所)

ちょいちょい書くかもしれない日記(市役所)

昨年の夏に父が倒れて以来、とにかく市役所に行く用事が増えた。
父のことが大部分片付いたと思ったら、今度は母のことで通うことになっている。
母はまだ生きている分、いちいち委任状だの身分証明だのと手順が多いので、事務作業の苦手な私にはなかなかの地獄である。
とはいえ、市役所の人たちは皆さんとても親切で、要領の悪い市民の扱いを心得ておられるのが頼もしい。
今日は隣の席の人が「相続したお金なんて全部使って

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ちょいちょい書くかもしれない日記(退院)

ちょいちょい書くかもしれない日記(退院)

この前の病院での作戦会議で、母の精神状態も考え、なるべく早く退院して、リハビリは通院で対処を……ということになったのだが、そこからの話が本気で滅法早かった。
本日いきなり退院である。
弟はまったく来る気がない。仕事があるそうだ。私だってそうだよばーか。
もしかしたら弟は、次に母に会うのは葬式くらいの気持ちでいるのかもしれない。
父のときも、よほど強く言わないと、あれやこれや理由をつけて面会に来よう

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ちょいちょい書くかもしれない日記(生きる)

ちょいちょい書くかもしれない日記(生きる)

東京の定宿で1泊し、朝早く起きて帰途に就いた。
猫たちは1泊の留守には慣れているが、新入り猫だけはそうではない。
心配なので少しでも早く帰りたかった。
東京だけかと思ったら、大阪も地元も寒くて、山の上の我が家はそれより4度くらいは確実に冷えるので、なお心配だった。
まあ、寒ければくっつけばいいのだし、仕事部屋も半分だけ床暖房をつけておいたから、先住猫たちには何の問題もない。
ただ、新入りは隔離部屋

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ちょこちょこ書くかもしれない日記(TAKE THAT)

ちょこちょこ書くかもしれない日記(TAKE THAT)

父が放置していった山のような案件のうち、東京まで出向かないとらちのあかないものがあり、これまでも何度か上京してきたのだが、交通費その他でとても気が滅入る。
途中から、どうせなら自分の楽しい用事と抱き合わせにすればよいのだと気づいたものの、猫たちが心配だし、宿代の高騰も厳しいしで、日帰りという枷があった。
でも。今回は違う。
何十年もの推しが来日するのだ。しかも、ワールドツアーの締めくくりに。
新幹

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ちょいちょい書くかもしれない日記(兵庫県知事選挙)

ちょいちょい書くかもしれない日記(兵庫県知事選挙)

陰謀だの、政党や団体がらみだの、いろんな意味でのインフルエンサーや有名人が応援に駆けつけましただの、もう今回の選挙にまつわるてんこ盛りの胡散臭い話には辟易した。
私は、何だって清濁両方あってこそ上手くまわるところがあるだろうと思っているので、別に清廉な政治を期待してはいない。
私が求めているのは、誠実な仕事ぶりと、同僚・部下への敬意と節度のある態度だ。
どんな仕事にも、規模の差こそあれ「おいしいこ

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ちょいちょい書くかもしれない日記(マイナカード)

ちょいちょい書くかもしれない日記(マイナカード)

昨日やった手続きにともない、いくつかの書類を取り直す羽目になり、コンビニでマイナンバーカードを使ってばみばみと取得してきた。
マイナカードにはこの1年あまり、色んな書類発行を楽にしてもらえたので、私自身はとても便利に、ありがたく使っている。
そもそも、私がマイナカードに抱いていた奇妙な緊張感というのは、最初期の「たいへん危険なので、誰にも見せないように! 落とさぬよう厳重に保管して!」という、今思

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