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フレンチリヴィエラ

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フレンチリヴィエラ界隈のこと
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エズ村がテーマパークみたいになっていた

エズ村がテーマパークみたいになっていた

観光バスが5台も停まっていた時点で気づくべきだった。新設ホヤホヤ地下5階建ての駐車場も混んでいたのになぜ気づけなかったのか。

車道沿いにあった数十台分の駐車場がいつの頃からか閉鎖になり、ずっとずっと一生続くんじゃないかと思われる工事が延々行われていた。今もまだ一部工事中だが駐車スペースはオープンしていたのでなんとなく、物珍しさに後押しされて入ってしまったのだ。

9月のよく晴れた休日。犬を連れて

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夏の訪れと街の若返り、そして高級おにぎり

夏の訪れと街の若返り、そして高級おにぎり

水着の上にシースルーや粗いレース編みのドレスを羽織った、ほぼ下着姿にしか見えないセクシーギャルたちが楽しそうに道を歩いたりスーパーで買い物をする姿を見かけるようになった。

夏だ。バカンスシーズンがやってきた!と感じるのはそんな時。

ギャルが増えたからって何がどうなることもないが、家から一歩外へ出た公道でほとんど裸のナイスバディーギャルを目にするとドキッとするし、イケナイと知りつつもつい見入って

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スリにご用心

スリにご用心

いよいよバカンスムードが本番に差し掛かろうとする南仏ですが、気温は今のところそれほど高くなく、過ごしやすい天気が続いています。

とは言え日向は暑い。太陽が少しづつ地球に近づいているんじゃないかと思えるほど、年々太陽光のジリジリ感が増加している気がする。

それでも私は毎朝晩必ず散歩に出る。狭いアパルトマンで犬を飼っている者の定めとして、責任を持って暑かろうが寒かろうが散歩へ出かける。

そしてウ

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旧市街地で売ってるフルーツティーをもらった

旧市街地で売ってるフルーツティーをもらった

ハーブティーをもらった。

夫の遠い親戚の従姉妹が遊びにきていたので、普段Airbnbで使っている部屋を貸していた。滞在中は一緒にお茶をしたり食事をしたりして結構ご馳走になっていたから、まさか最後にお土産をくれるだなんて全く想像もしていなかった。

コレどうぞ。と手渡された袋にはみたこともないロゴが印刷されていた。

南仏ニースの中心地には大きめのマルシェが2つあり、旧市街地にあるサレヤ広場のマル

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おすすめは帽子と雨合羽

おすすめは帽子と雨合羽

日差しの強い季節、日本では当たり前に日傘をさす習慣がある。だけど雨の日に雨傘をさす人でさえ少数派なフランスで日傘をさす人は稀だ。

数年前までならほとんど皆無と言って良いほどだった。

猛暑日が増えて日差しが強くなり、SNSや観光客たちから日傘をさす習慣を知ったからだろうか、最近では晴れた日に傘をさす人をチラホラと見かけるようになった。

とは言ってもまだほんのわずかな人たちだけで、大多数の人たち

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できれば真夏は避けておいでませ

できれば真夏は避けておいでませ

フレンチリヴィエラへおいでませ的なことを書いたばかりだが、どうせおいでますなら真夏は避けてお越しいただきたい、とここに付け加えておく。

10年ほど前ならそんなことは言わなかったかもしれない。

海沿いの街にしては日本ほどの湿気はないし、暑いことは暑いが日陰は涼しく海風が心地よくて過ごしやすい土地だからだ。

猛暑日が増えた

ここ数年、コロナ前くらいから湿気を伴う猛暑日が増えた。ただ暑いだけなら

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ウエルカム・トゥー・フレンチリヴィエラ

ウエルカム・トゥー・フレンチリヴィエラ

日本人観光客と出会う機会が随分減ったな、と感じたのはフレンチリヴィエラで長く滞在するようになってからのことだ。

ちなみにリヴィエラとは北イタリア西部から南フランス東部にかけての地中海沿岸の名称である。イタリア側はリヴィエラ・リーグレ、そしてフランス側はコートダジュール、紺碧の海岸と呼ばれている。

自然豊かなこの地方ですれ違う観光客はどちらかというとバックパッカーが多い気もするが、リゾートバカン

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