MORI☆FOOTBALL ACADEMY【代表 森一哉】

✨保護者のお悩み解決ヒントをnoteに掲載していきます。 ▶︎川崎フロンターレ17年(ア…

MORI☆FOOTBALL ACADEMY【代表 森一哉】

✨保護者のお悩み解決ヒントをnoteに掲載していきます。 ▶︎川崎フロンターレ17年(アカデミー&トップ) ▶︎名古屋グランパス3年(トップ) ▶︎幼稚園年代〜プロ選手 ▶︎Jリーガー、海外プロ選手、日本代表選手

最近の記事

【素直さで、巻き込み力を発動させろ!】

なかなか評価をされないと、なんで自分のことを見てくれないんだ、コーチは自分のことを分かってない、見る目がないんだと、人のせいにしてしまいがちです。 これだと、1ミリも成長はしません。 むしろ、後退の一途を辿ります。 そんな考え方や取り組み姿勢や雰囲気は、相手にも伝わります。 純粋に感情抜きに評価をしたくても、機械のような人間はいません。 自分が感情で相手のせいにしているのと同様、その相手にも感情があります。 その一方で、 「評価されないのは、自分の力が足りないからだ」

    • 【「ほめる」と同じくらい、もしくはそれ以上に大事なこと】

      私はこれまで、ほめて怒られたことや、ほめて嫌な顔をされたことは、一度もありません。ほめて不快になられたこともありません。ほめたことで、嬉しさをストレートに表現してくれたり、照れ隠しでニコッとしてくれたり。表現方法はさまざまですが、みんな一様に喜んでくれます。 ほめられると嬉しい。 これは、大人も子どもも同じ。私もそうです。 子ども自身がいいプレーをしたと思ったその瞬間にほめてもらえるとすごく嬉しいし、それだけではなく、コーチはちゃんと見てくれている、わかってくれているん

      • 【生き方は決められるものではなく決めるもの】

        子どもは、 応援してもらえると頑張れる。 信じてもらえると頑張れる。 任せてもらえると頑張れる。   しかし、 応援しているのに頑張らない、頑張れない、ということがある。   それはなぜかを考えてみると、例えば   そもそもそれ自体が本当に頑張りたいと思う対象ではないのかも知れない。 また、それまでのプロセスで信頼関係が構築されていないため、心に響いていないのかも知れない。   いろんな理由が考えられる。 それなのに、頑張ろうとしないように見えるから、 怒ってやらせたり、強制

        • 【受かることが目的にならないように。】

          ジュニアユースセレクション。 Jクラブに入るために、強いチームに入るために、セレクションに臨むにあたって何か意識しておいた方がいいことはありますか、というご質問をよくいただきます。 しかし僕の回答は決まっていつも同じ。 「いつも通りのプレーを心がけてください!」 「ミスを気にせずどんどんやってください!」 「どれくらいできるか楽しんでください!」 受かるために、何か特別な方法があると思われていたとしたら、期待外れの回答かもしれません。 でも僕は、この意識で臨むのが最適だと

        【素直さで、巻き込み力を発動させろ!】

          【求めない】

          「生まれてきてくれて、ありがとう。」 子どもと対面した時、みんなそういう気持ちだったのではないでしょうか。 特に何かを求めるでなく、ただそれだけ。 子どもが成長するに伴い、厳しい社会の状況や環境を見るたび、こうしなければいけない、こうした方がいいと、自分の経験から、子どもが失敗しないように、子どもが辛い想いをしないようにと、子どもの成功を願い、子どもの喜ぶ顔を見続けたいと思い、あれやこれやと求めてしまう。 これをやっておいた方がいいー。 そう求めるから、やろうとしないこ

          【今の合否が未来を決めるわけじゃない】

          今プロで活躍している選手がみんな、小学生や中学生の頃、受けるセレクションは全て合格、トレセンには毎回選抜され、どんなチームであっても全てスタメンで活躍していたのでしょうか。 Jクラブに所属している選手がみんな、そのままプロになっているのでしょうか。 強豪街クラブに所属している選手がみんな、プロになっているのでしょうか。 小学生や中学生の時に目立っていた選手は、そのままプロになっても活躍できているのでしょうか。 これらは全て、NO。 私は、Jクラブのアカデミーで14年間指導

          【今の合否が未来を決めるわけじゃない】

          【大事なことは「所属」することではなく、「自信を無くさない」こと】

          日本のトップカテゴリーであるJリーグ。 そのJクラブの下部組織へ所属することへの憧れは、子どもたちや親にとって、至極当然のことです。 そこを目指すからこそ、夢を持ち、毎日が充実し、これまでならできなかったであろう努力もできる。 プラスになる要素がとても多いのも事実です。 しかし、いざその時を迎える時、進路を考える時に、皆さんに本当に考えておいてほしいことがあります。 それは、「中学の3年間が、自信を持てる3年間になるのか、自信をなくす3年間になってしまうのか」ということです

          【大事なことは「所属」することではなく、「自信を無くさない」こと】

          【素直さの引き出し方】

          伸びる要素の一つとして、素直さはとても大きなウエイトを占めます。 素直さには、もともと持っている素直さと、信頼関係が築かれることによる素直さがあると考えます。 子供は十人十色。 大人も十人十色。 性格の一言で片付けてしまっては、指導者はいないのと同じです。 指導者は、選手をより良い方向へ導く役目があり、また、選手が達成したい目標を実現するためのサポートをする役目があります。 選手を伸ばしたければ、一人一人と信頼関係を築くこと。 性格が素直じゃないから、の一言で片付けてはい

          【『個』が戦術】

          箱の大きさを決めると中身は箱以上にはならない。 しかし、中身から大きくしていけば、箱の大きさは後から決めることができる。 中身の大きさや形は、一つ一つ特徴が違う。だから、箱は四角とは限らない。 見たこともないくらい大きな、そして、見たこともないような形の箱になるはずだ。 中身を大きくすることに常に着手していれば、中身は成長し続ける。 そのため、箱の大きさや形は、常に変化し続けることになる。 そんな育成、チーム作りが、私の理想だ。 日本人の特性上、箱の大きさと形を決めてしまえ

          【サッカーから学べる社会性】

          サッカーというチームスポーツにおいて、ミスをしたくてしている選手は誰一人いません。 なぜなら、チームに迷惑をかけたくないという気持ちがあるからです。 それでもミスは起こる。 なのに、自分がミスをした時に文句を言われたらどう思いますか? 「うるせーよ、お前もちゃんとやれ」。 そう思う選手ばかりのチームは強くなるでしょうか? 曲がりなりにも結果は出たとして、大好きなサッカーを、大好きなままいられると思いますか? そのチームのこと、ずっと好きでいられますか? その選手と一緒にプ

          【サッカーから学べる社会性】

          【ルールを利用した瞬時の光った状況判断】

          先日のスクールのトレーニング中にあった、僕自身も一瞬見落としそうになった、子どものクレバーな、瞬時の状況判断が光ったプレーのお話です。 「ボールが外に出たら、キックイン、ドリブルイン、どちらで始めてもOK。ただし、ドリブルインの場合は、そのままシュートを決めても得点にならない(必ず1本パスしなければいけない)。」 そういうルールの中、ゲームを行なっていました。 ボールが外に出ました。 その子のチームは守備側。 相手チームのボールスタートで、相手の子はチャンスと見るや、パ

          【ルールを利用した瞬時の光った状況判断】

          【伸び代だらけの今、考えておくべきこと。】

          サッカーにはポジションが11個あります。 サイドバックといっても左右あり、同じ特徴を持ってなければいけないということはありません。 また、システムも1-4-4-2だけではなく、1-4-3-3や、1-3-5-2など様々です。 チームによっても戦い方は違います。 それはつまり、一人一人の特徴や個性をどう活かして戦うか、どう補い合って戦うか、ということであり、誰かと同じでなければならないということはない、ということです。 心と体の成長に伴って、変化していく特徴もあるし、おかれた環境

          【伸び代だらけの今、考えておくべきこと。】

          【自信でプレーはよみがえる】

          パフォーマンス向上を考える上でのアプローチには、大きく2つあります。   ①課題の改善 ②長所を伸ばす   ある一定のレベル以上に到達した選手には、課題の改善で効果を発揮しますが、まだそこへも到達していない発展途上の子どもたちにおいて、課題がたくさんあって当然の子どもたちにおいて、課題の改善に偏りすぎる指導は、好きで始めたサッカーから遠ざけてしまう要因となってしまいます。   まだまだ経験年数も少ない子どもたち。 できないことが多くて当然です。 指導者が、指導者になる前に現役

          【自信でプレーはよみがえる】

          【ボールを止めれば、相手も止まる】

          今回は、技術論を。 ボールを止めると、相手は止まる。 ボールが動いていると、相手を引き寄せる。   ボールを止めると、相手は止まるとは、厳密にいうと、自分の位置にボールを静止して置けていると、相手を止めることができるということです。 自分の位置とは、いつでも、どこにでも、パスを出せて、ドリブルで移動できる状態。しかも、自分の位置とは、ボールを手で持っているかのように一番安心できるボールの置き所。だから、顔が上がる。選べる状態なので、相手は不用意に飛び込めない。 試合中、なんで

          【ボールを止めれば、相手も止まる】

          【子どもの気持ちを「嬉しさ2倍」にする方法】

          親として、子どもの悲しい顔を見るのは辛いものです。 思い通りにいかないことはあるとは分かってはいるものの、子どもの悩んでいる姿、苦しんでいる姿は、見たくないものです。 自分のことであれば我慢はできる。 しかし、子どものことになると、なんともいえない無力さとともに、どうしようもできない感情に、当の本人である子ども以上に押しつぶされそうになることもあります。 そういう気持ちになった時、他人のせいにしたくなる気持ちもわかりますが、それにより良好に解決することはまずありません。 ま

          【子どもの気持ちを「嬉しさ2倍」にする方法】

          【贈る言葉】

          3月は卒業の季節。 4月から新たな環境でサッカーをスタートするみんなへ贈る、3つの言葉。 ①「他人と比べるな」 うまくいかなくなると途端に気になり出すのが他人。 なぜあの選手は試合に出れているのか。 これができているから出れているのかな? だったら自分もそれができるようになれば出れるかな。 しかし、そう思って取り組んでも、自分にはなかなかできない。 そうこうしているうちに、本来の自分のプレーを見失い、焦り、負のスパイラルに陥ってしまう。 みんなそれぞれ特徴は違う。 できるこ