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【素直さで、巻き込み力を発動させろ!】
なかなか評価をされないと、なんで自分のことを見てくれないんだ、コーチは自分のことを分かってない、見る目がないんだと、人のせいにしてしまいがちです。
これだと、1ミリも成長はしません。
むしろ、後退の一途を辿ります。
そんな考え方や取り組み姿勢や雰囲気は、相手にも伝わります。
純粋に感情抜きに評価をしたくても、機械のような人間はいません。
自分が感情で相手のせいにしているのと同様、その相手にも感情があります。
その一方で、
「評価されないのは、自分の力が足りないからだ」
「本当に良ければ、誰がコーチであっても評価されるはずだ」
そう考えを転換できる選手は、状況は好転していきます。
自分に矢印を向け、しっかりと取り組み続ける選手は必ず見てくれるようになります。
評価されない時期が続いたとしても、諦めずに諦めずに取り組み続けている選手は、選手の域を越え、人としての信頼を勝ち取るようになり、周りが助けたくなり、持ち上げたくなります。自然と目に入ってくるのです。
そしてその中で、もう一つポイントがあります。
それは、かけられたアドバイスは、自ら取捨選択しないで、素直に必ず実践する、し続ける、ということです。
なぜなら、自分の考えだけでやってきて行き詰まっているのだとしたら、その自分の考えが間違っている(少なくとも正しくない)から行き詰まっているのであり、アドバイスという違った視点を受け入れることで、現状の打開のきっかけになることがあるからです。
そしてこれは、このことだけではなく、実は、アドバイスした方にも責任が生まれます。
なぜなら、自分がこうした方がいいよとアドバイスしたことを愚直にやってくれているのにも関わらず好転していかないとなったら、相手はそのアドバイスが適切ではなかった、好転していかないのは自分の責任だ、となるからです。
どうすればより適切な、ピンポイントのアドバイスになるのかと、逆に今度は相手から自分に時間を使ってくれるようになるからです。
それはつまり、成長への一歩が踏み出されることでもあり、成長が加速していくということでもあります。すると、評価も変わってきます、よね。
素直な選手が伸びるという根底には、実はそういった、周りの力を自然と巻き込む力を備えています。
評価されたいと思って評価されたのではなく、相手が自然と評価したくなったのです。もちろん、プレーも向上しているはずです。
選ばれるのではなく、選ばせる。
自らに矢印を向ける素直さを。
代表 森 一哉