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【今の合否が未来を決めるわけじゃない】

今プロで活躍している選手がみんな、小学生や中学生の頃、受けるセレクションは全て合格、トレセンには毎回選抜され、どんなチームであっても全てスタメンで活躍していたのでしょうか。
Jクラブに所属している選手がみんな、そのままプロになっているのでしょうか。
強豪街クラブに所属している選手がみんな、プロになっているのでしょうか。
小学生や中学生の時に目立っていた選手は、そのままプロになっても活躍できているのでしょうか。

これらは全て、NO。

私は、Jクラブのアカデミーで14年間指導してきました。
子どもが、どのように未来へ向かっていくのか、を見てきました。

また、トップチームでも6年間指導してきました。
子どもが、どのように未来へ向かって来るのか、も見てきました。

向かっていく未来と、向かって来る未来。

何を境に、大きく好転していくか分かりますか?

それは「心と体の成長」。
時期には個人差があり、また、心と体が同時進行で成長するものでもない。
心と体の成長とともに、できなかったことができるようになる。
そんな光景をたくさん見てきました。

また、逆のパターンもあります。小学生の時には圧倒的にできていたことが、周りの子たちの心と体の成長と共にできなくなっていく、という現象も。
つまり、今うまくいってるかどうかなんて関係ない。
これからくる心と体の成長に備え、大切なことを蓄えていくことの方が何倍も重要です。
それは2つ。
 
①そのきたるべき心と体の成長期までサッカーを好きでいること。
強制しないこと。疲れさせないこと。
過剰にやる気を煽り、心を疲弊させて燃え尽きさせてしまわないこと。
周りと比較しないこと。
感情に配慮せず、正論で責めないこと。
サッカーが原因で、喧嘩をしないこと。
 
②技術を向上させておくこと。
技術は薄まらない。
それまで周りのフィジカル差で発揮させてもらえなかったとしても、心と体の成長と共に、それまで磨いてきた技術が周りとの差を一気に縮め、追い抜き、後ろが見えない位に遠くまで運んでくれる。
 
子どもがうまくいっていないとして、親が暗い顔をしていると、子どもは「もうダメなのかな」と思ってしまいます。
しかし、親が明るい顔をしていると、子どもは「まだ可能性あるな」と思います。
そんな環境を作るサポートを。




代表 森  一哉
 

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