めしょん

著者・講演家・色々。 文章を書くのが好きなので ずっと書いてます。 著書に 「世界でい…

めしょん

著者・講演家・色々。 文章を書くのが好きなので ずっと書いてます。 著書に 「世界でいちばんうれしい言葉」 「すごい人生は、今日はじまる。」 があります。 超有名なお寺のコンサルとか、日本一のお茶のコンサルティングを手掛けております。 優しくしてもらえると喜びます。

記事一覧

シンクロニシティ

一週間ぶりに三冠馬が誕生した。 2020年がはじまったとき まさかこんな一年になるとは誰も思っていなかった。 世界同時鎖国が起こるなんて思っていなかったし、 表に出れ…

めしょん
4年前
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カップヌードルは、僕達の消しゴム

5月11日、千葉県市原の一番星ヴィレッジで 「Z-fes」と呼ばれるイベントがおこなわれる。 このイベントで販売されるグッズは、 昨年、広島を襲った豪雨の被害などの …

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5年前
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加速化する世界のなかで

「将来の夢はなんですか?」 私達は生きていると何度もこの質問をされる。 特に、10代の頃は驚くほど何度もこの質問に対して、なんとなく聞いたような言葉を並べて、ぎこ…

めしょん
5年前
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壁の向こう側へ

「これは明らかにおかしい」 まずその違和感に気付いたのは、TVのチャンネル数の異常なまでの少なさからだった。 高校の卒業が近づいてくると、不思議なそわそわ感に包…

めしょん
5年前
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背景がオートマチックに流れるときに

すべてのものは自動化していく。 「AI AI」と叫ばれるずっと前から、少しずつそれは始まった。 農業は1/100以下の労力で運営できるようになった。バカでかい工場…

めしょん
6年前
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シンクロニシティ

シンクロニシティ

一週間ぶりに三冠馬が誕生した。

2020年がはじまったとき
まさかこんな一年になるとは誰も思っていなかった。

世界同時鎖国が起こるなんて思っていなかったし、
表に出れない日が来るとは思っていなかったし、
まさに、世界が再起動されるような一年だった。

そんな中、歴史上初の、2頭の三冠馬が誕生した。
牡馬(男の子)コントレイル
牝馬(女の子)デアリングタクト
両者とも、無敗で三冠レースを駆け抜け

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カップヌードルは、僕達の消しゴム

カップヌードルは、僕達の消しゴム

5月11日、千葉県市原の一番星ヴィレッジで
「Z-fes」と呼ばれるイベントがおこなわれる。

このイベントで販売されるグッズは、
昨年、広島を襲った豪雨の被害などの
各地の災害復興支援を目的としている。

皆でプロアーティストの音楽とプロ料理人の料理を楽しみ、
キャンプファイヤーを囲み、
なんの遮りもない星空の下で
花火が打ち上げられる。

そして、私達は、星空がにぎやかに輝く中
参加者全員でカ

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加速化する世界のなかで

加速化する世界のなかで

「将来の夢はなんですか?」

私達は生きていると何度もこの質問をされる。

特に、10代の頃は驚くほど何度もこの質問に対して、なんとなく聞いたような言葉を並べて、ぎこちない返答で応えることになる。

だけど、この質問は、決して悪いわけではないけれど。現代において、ちょっとずつ、見当はずれな質問になってきている。
多くの場合、この「将来の夢」という表現は、「なりたい職業」をさす場合が多いからだ。

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壁の向こう側へ

壁の向こう側へ

「これは明らかにおかしい」

まずその違和感に気付いたのは、TVのチャンネル数の異常なまでの少なさからだった。

高校の卒業が近づいてくると、不思議なそわそわ感に包まれる。
すべての生徒が、『大学』『専門学校』『就職』という3択を迫られる。
サザエさんのじゃんけんくらい迷う3択だ。

『大学』を選択すると、華やかなキャンパスライフとともに、しばらくの選択猶予が与えられる。

が。

同じように、大

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背景がオートマチックに流れるときに

背景がオートマチックに流れるときに

すべてのものは自動化していく。

「AI AI」と叫ばれるずっと前から、少しずつそれは始まった。
農業は1/100以下の労力で運営できるようになった。バカでかい工場では、すべてをラインに乗せてオートメーション化され、ドームがいくつも入るような敷地面積にもかかわらず、そこで働く人は100人程度だ。駅の改札に人はいなくなった。家の掃除はロボットがしてくれる。車の運転はしなくていい。規制さえ緩和されれば

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