
「なぜ子どもに上手くなってほしいのか?」ー その裏に潜む親の心理とは?
こんにちは!ミニバス親子メンタルコーチのMOCHIDAです。
はじめましての方はは是非Threadsを覗いてみてくださいね😊
なぜ子どもに上手くなってほしいのか?
〜メンタルコーチであり、バスケママである私の視点〜
「もっと頑張れば上手くなるのに…」
「せっかくここまでやってきたのに、なんで成果が出ないの?」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
子どもがスポーツで上達することを願うのは、親として自然なこと。
でも、私自身、バスケをする娘をもつ親として、そしてメンタルコーチとしてたくさんの親御さんとお話しする中で、気づいたことがあります。
それは、「子どもに上手くなってほしい」という願いの根っこには、
「親自身の心のあり方」 が深く関係しているということ。
「子どものため」は本当に子どものため?
「子どもには成功してほしい」
「努力が報われる経験をしてほしい」
そう願うのは、親として当然のこと。
でも、その裏に 「自分の努力を無駄にしたくない」 という気持ちが潜んでいないでしょうか?
✔️ 送り迎え、練習の付き添い、遠征費や道具代…
✔️ 応援し続けてきた時間や労力
✔️ 子どものために諦めた自分の時間やお金
こうした「親の努力」が積み重なるほど、
「これだけやってきたんだから、結果を出してほしい」 という気持ちが芽生えがちです。
これは決して悪いことではありません。
でも、もし「上手くなってほしい」という気持ちが、
親自身の報われなさを埋めるため になっていたとしたら?
それは本当に 子ども自身のための願い でしょうか?
私も気づかないうちに、「頑張る娘を応援しているつもりで、自分の気持ちを満たそうとしていた」 ことがありました。
メンタルコーチとして、そして母として感じる「親の心理」
私はこれまで多くのジュニアアスリートの親御さんとお話ししてきました。
そして、私自身に向き合って分かったこと。
それは、「子どもの成長を願う気持ち」と、「親の心の状態」は切っても切れない関係にある ということ。
子どもを応援する気持ちが、
🔹 親自身の「安心感」からくるものなら → 子どもは伸び伸びと成長する
🔹 親自身の「不安」からくるものなら → 子どもはプレッシャーを感じ、委縮する
子どもは、親の心を敏感に感じ取ります。
「もっと上手くなってほしい」「成果を出してほしい」と強く思えば思うほど、
子どもは 「期待に応えなきゃ」 というプレッシャーを感じてしまうのです。
私はあるとき、「試合に出られない娘を見て苦しいのは、娘自身よりも私の方なのでは?」と気づきました。
娘は落ち込むこともあるけれど、意外と気持ちを切り替えて前を向いている。
なのに私は、「このままでいいの?」「どうしたらもっと上手くなれるの?」と焦っていたんです。
これは本当に 娘のため? それとも、私が安心するため?
「自分の夢を託していない?」
「私はここまでやってこられなかったけど、子どもには…」
こんな思い、心のどこかにありませんか?
これは心理学でいう 「投影」 にあたる現象。
親が叶えられなかった夢や目標を、子どもに託してしまうことです。
たとえば…
▶ 「自分は学生時代にスポーツで活躍できなかったから、子どもには輝いてほしい」
▶ 「親から応援されなかったから、私は全力でサポートしたい」
こうした気持ちは、一見「子どものため」に思えます。
でも、よく考えてみると 「親の過去」 が反映されていませんか?
私が大切にしているのは、
「子ども自身が何を求めているのか?」
「親の価値観を押し付けていないか?」 という視点です。
子どもの成長を「親の評価」にしないために
もうひとつ、見落としがちなポイント。
それは、子どもの成功が 親のプライドや社会的評価 に繋がっている場合。
✔️ 試合で活躍する姿を見せたい
✔️ 「◯◯くんのママ、すごいね!」と言われたい
✔️ 「指導が上手い親」と思われたい
こうした気持ちは、誰しも少なからず持っているもの。
でも、それが強くなりすぎると 「子どもが上手くならない=自分の価値が下がる」 と思ってしまうことも。
親が「結果」を重視すればするほど、子どもは 「親の期待を裏切らないためのプレー」 になりがちです。
それが、本来の成長につながるでしょうか?
メンタルコーチとして伝えたいこと
「子どものために」と思ってやっていることが、
実は 親自身の心を満たすため になっていないか?
それを見直すことができたとき、親子の関係はもっと楽になります。
✔️ 「子どもが上手くなっていない」と感じたとき、どんな気持ちが湧く?
✔️ その気持ちは、本当に子ども自身のため?それとも親の気持ち?
✔️ 親の満たされない思いが反映されていないか?
この問いかけを続けていくと、「子どもの成長を純粋に喜ぶ感覚」 に戻れるかもしれません。
「親のメンタルが変わると、子どものメンタルも変わる」
私はメンタルコーチとして、そして母として、
「親が心を整えること」がどれほど大切かを実感しています。
私自身も、ここに気づいたことで、子どもへの関わり方が変わりました。
「もっと心を楽に応援したい」
「子どもにプレッシャーをかけずに成長をサポートしたい」
そう思ったときは、まず 「親自身のメンタル」 を整えてみませんか?
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