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『人は皆“我が船”の船長です』

■イギリス・アメリカ・アイルランド/2023
■監督:ヨルゴス・ランティモス
■脚本:トニー・マクナマラ
■出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォーほか

エマ・ストーンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したことでも話題になった作品ですね。“おすすめの映画”とか“感動するストーリー”というより、“衝撃的な作品”という感じでした。

とある若い妊婦が橋から飛び下り自殺をします。
その遺体を天才外科医ゴッドが発見し自宅へ運びます。美しい女性の遺体の腹を開いたところ、胎児はまだ生きていました。ゴッドはこれまでの研究を生かし、胎児の脳みそを死んだ妊婦の頭に移植します。妊婦は蘇り、ゴッドは彼女をベラと名付けます。頭脳は赤ん坊で体は成人しているベラを、ゴッドは助手のマックスと毎日観察記録していきます。ベラは日々いろんなことを学び、やがて外の世界に興味を抱きます。ある日ダンカンという男がゴッドの家に訪れます。ダンカンは美しいベラを気に入り、2人は駆け落ちします。

ベラは金持ちのダンカンと世界を冒険しながら、男性との性行に夢中なっていきます。旅の中でベラは様々な人と出会い、少しずつ大人になっていきます。そんな旅の最中、ゴッドが病で長くないという知らせを受けて、ロンドンに戻ります。そこでベラは己の出生についてゴッドから真実を聞き出すのでした。


なんかもうホント、衝撃的な作品でしたね。これはエマ・ストーンが主演女優賞とるでしょうね。そのために作られた作品かもしれない、、、と思っちゃうくらいエマ・ストーンの体当たりの演技が全面に出ていた作品でした。


ゴッドが行った手術は倫理的にかなり問題があるわけですが、、、しかし、世界中の最先端の医療技術を駆使すれば、こんなことは現代ではホントに可能なんだろうか、、、恐ろしくもありますが、それが出きるのであれば、病気などでその技術が必要としている人の為に使ってほしいですよね。

化学や医学など、研究者たちの好奇心と人情が描かれている一方で、ベラが無垢な子供から生きること尊さを心と体で見つけ出す物語だったと思います。

この作品はかなり特殊なんですが、映画好きならおさえておきたい作品でした!!


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〈一言メモ〉


エマ・ストーンはあんなに可愛い顔をしていますが、かなりガッツのある女性なんだろうなぁと改めて実感!

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