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「皇帝アウグストゥスとチブルの巫女」アントワーヌ・カロン【ルーヴル美術館の名品150選】144

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

アントワーヌ・カロン作「皇帝アウグストゥスとチブルの巫女」、1575-1580年頃、RF1938-101、1.25×1.70m、フランス絵画部門、シュリー翼

意外に思われるけれどもキリスト教美術。
この奇妙な場所はローマ帝国の首都ローマ。
初代皇帝アウグストゥスは
自分より偉大な人間が現れるか、
巫女に問う。
空中に現れた「子供を抱く乙女」。
まさしく遠く離れた場所で、
キリストが生まれた時でした。

◆キリスト教美術の「異教の巫女たち」◆

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