2022年8月の記事一覧
#読書感想文 野原広子(2020)『妻が口をきいてくれません』
野原広子の『妻が口をきいてくれません』を読んだ。集英社から、2020年11月に出版されたコミックである。
今、主婦の闇、夫に対する醒めた気持ちを描かせたら、野原広子さんの右に出る者はいないのではないか、というぐらいのリアリティがある。そして、こういうのが嫌なのでわたしは結婚しない(できない)のだろうと思ってしまった。このストーリーに出てくる夫の言葉は、どれも我慢できそうにない。
前半のストーリ
#読書感想文 C.ダグラス・ラミス(2013)『増補 憲法は、政府に対する命令である』
C.ダグラス・ラミスの『憲法は、政府に対する命令である』の増補版を読んだ。2013年8月に平凡社ライブラリーから出された一冊である。
ここのところ、政教分離が話題になっているが、どうして駄目なのか、きちんと説明することができなかった。また、憲法や法律を骨抜きにして、得をするのは権力者や資本家だけで、市井の人々は憲法を拠り所にして闘うしかないのではないか、という問題意識が生まれたということもある。