叱らない、機嫌を取らない、譲らない
たまたま出てきたこの動画の
療育方法と方針に、打ちのめされてしまった今日このごろ。
「療育」とは、障害のある子やその可能性のある子に対し、個々の発達の状態や障害特性に応じて、今の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し支援をすること
ですが、
療育が必要か必要でないかに関わらず、
子を持つ、すべての親御さんに知っていただきたい動画
だなと思ったので取り上げてみました。
タイトルの言葉は、石村さんを療育した先生方が、方針として掲げているものですが
この姿勢を子どもにたいして取り続けられれば、療育に限らずすべての子育てはうまくいくんじゃないかと、個人的には思います。
言葉にすれば、わずか18字。
それでもこれを、大声で暴れたり、泣きわめいたりしている子を前にしても、毅然と実行できるかと言うと…
私に、その姿勢は足りていただろうか?
と、胸に手を当てて考え込んでしまいます。
つい、お菓子で釣ってしまったり
苦手なものを避けて与えてしまったり
1度嫌がられたからと諦めて譲ってしまったり
「今日だけだからね」が何度も出てきたり
していなかっただろうか…
いや、めっちゃ叱ってるし、機嫌取ってるし、譲ってないかい!?
叱らないで、機嫌を取らないで、譲らないようにするのって
めちゃめちゃハードル高くないですか!?
という気持ちを、誰かと共有したくなりました…。
「子育ては、親育て」とも言いますが、本当にそうだなと思います。
この動画でもうひとつ出てきた言葉が
「毅然とした態度をとる」
これも、いきなりやるのは難しい…。
押しつけにならず、でも「やらなければいけないことはやりなさい」とキッパリした態度をとる。
その積み重ねで、自閉症の息子さんに漢字や数学を教え、裁縫の技術という一人立ちする術まで身に着けさせた、河島先生の子育ては、
まさしく「子育ての完成形」ではないかと思いました。
その子が、どんな子であれ、
叱らず、機嫌を取らず、譲らずに
生きる術を辛抱強く教え、
親がいなくなっても、1人で社会で生きていけるように成長させる
それこそが、療育ふくめ子育てのゴールなんじゃないかと思います。
あー、でも難しいよぅ…
と、身もだえる自分もいるけれど
自作の教具を作って、手取り足取り勉強を教えることはできなくても
河島先生の山歩きのように、自然を子どもと楽しむことは、真似できそうなので
まずはそこから、始めてみようかと思います。