英語を学びながらマインドフルネスを実践する:第2回
前回の記事では、動画冒頭の印象的な引用を取り上げ、
その英訳・解釈とともに、文法や表現のポイントについて詳しく掘り下げました。
今回の第2回では、このシリーズの次のステップとして、
動画の出だしに登場する1文を取り上げます。
今回の文は、
です。
では早速、構造分析をしていきます。
(At 3:00 a.m. on an ordinary Tuesday,) [someone (in the FBI)] was [reading [a file]].
この文のメインの部分は someone was reading a file.
主語は someone、不特定の単数の人を指す代名詞。
動詞は was。
状態を表す助動詞(be 動詞)の過去形。
ここで、動詞を was reading という過去進行形と捉えるのが一般的という考えもあるでしょうが、ここではあえて、進行形・受動態はすべて、第二文型に分類し、分詞は形容詞だと解釈することにします。
reading [a file]「ファイルを読んでいる状態」という補語。
reading: 動詞 read 「読む」の現在分詞形。
a: 不定冠詞。「1つの」「特定ではない」ファイルを指します。
file: 名詞。「ファイル」や「書類」を指します。
ということで、SVCの第2文型。
直訳すると、「誰かがファイルを読んでいた。」
次に、それぞれのパーツについてもう少し詳しく見ていきます。
まず、主部の someone (in the FBI)
主語 "someone" という名詞を修飾するので形容詞句。
主語 someone を修飾し、「FBIの中にいる誰か」という意味を作ります。
つまり、「FBIの中にいる誰かがファイルを読んでいた。」
次に、文頭の部分について。
At 3:00 a.m. on an ordinary Tuesday は文全体を修飾するので副詞句。
At: 前置詞。特定の時刻(3:00 a.m.)を示しています。
3:00 a.m.: 時刻を表す名詞句。
on: 前置詞。特定の日(Tuesday)を示す場合に使われます。
(an ordinary) Tuesday: 「(ごく普通の)火曜日」を表す名詞。
an: 不定冠詞で、特定ではない普通の火曜日を示す。
ordinary: 「普通の」「平凡な」。
Tuesday という名詞を修飾するので形容詞。
この部分全体は時間を示す副詞句として機能し、文頭に置かれることで状況を強調しています。
一文を訳すと、
「ごく普通の火曜日の午前3時、FBIの誰かがファイルを読んでいた。」
となります。
言葉に込められた意味を丁寧に解きほぐすこのプロセスを通じて、
英語力を高めるとともに、日々の意識を磨いていきましょう。
#英語 #学習 #英文法 #学びなおし #構造分析 #マインドフルネス #自己成長 #哲学 #言葉の力 #グルジェフ #瞑想 #内省 #自己覚醒 #意識の進化 #自己観察 #内的成長